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カレー日記(シンカムイ)



末広町「スープカレーカムイ2号店」ポーク野菜カレー


2010年頃に岩本町で開店。テイクアウトメインでイートインは5席の小さなお店でしたが、その美味しさと秋葉原エリアらしい個性的なスタイルで人気となり、2019年にすぐ近くの広い場所へ移転。
そして2023年4月、秋葉原電気街方面にさらに広い二号店が誕生しました。
通称「シンカムイ」。

コンカフェの居抜き物件で、前店舗の内装も活かした作りなのが非常に秋葉原らしく、そしてカムイらしいです。

QRコードでメニューを開いて注文。
オーダーのボタンを押すと店内に「ピコン」と電子音が鳴り、店員さんが「ご注文ありがとうございます」と元気に。
電子注文の寂しさを感じさせないのが良いです。

いただいたのは僕がカムイのメニューで一番好きなポーク野菜。
辛さとご飯の量もタッチパネルで選んでオーダーです。

柔らかく煮込んだ豚の角煮。
人参、ピーマン、トマト、ナス、ブロッコリー。
トマト感じるスープはシンプルだからこそスープの良さを堪能できる深みある美味しさ。

スパイス感も程よく、辛さも選べるので辛いものが苦手な人でも大丈夫。
シェフは札幌の老舗名店で修業を積んだ方なのですが、今時の派手なスープカレーではなく、シンプルイズベスト的な滋味深い昔ながらのスープカレーの美味しさを堪能できるのです。
このスタイルのスープカレーは東京では少数派であり、非常に貴重な存在と言えるでしょう。

シンカムイは定休日無しで営業時間も本店よりも少し長くなり、場所的にも人出の多い場所ですがその分広いのでかなり行きやすいと言えるでしょう。
入り口が少しわかりにくいのと、エレベーター登ってお店の中が見えるその景色が少し怪し気にも見えますが、恐れず中に入ってみましょう。
入るとさらに怪しさがありますw
しかしその怪しさというかカオスな部分もカムイの魅力。

味はカオスとは真逆の秩序を感じる美味しさ。王道の一流ですよ。

評価:★★★★

カレー日記(絲)



新宿「札幌スープカレー 絲」炙り角煮と17品目野菜(ヘルシーオプション)


新宿の相席バーの昼に営業しているスープカレーのお店です。
店に入っていきなりびっくり。
相当広いんです。
しかも華やか。ちょっとテーマパーク的でもあるような雰囲気。
相席バーだからこそでしょうか。

メニューはスープカレーオンリー。

タッチパネルで注文する形。
炙り角煮と17品目野菜のスープカレーを選び、辛さなどを選んでいくと「ヘルシーオプション」なる項目が。
これは何かと店員さんに聞いてみると、ジャガイモ、ニンジン、カボチャという糖質が高い野菜の代わりにキノコが入るというもの。
これはキノコ好きで積極的にでは無いですができる範囲での糖質制限をしている僕にはとても嬉しいサービス。
ヘルシーオプションでお願いしました。

ライスもターメリックライスか玄米を選べるので玄米の量少なめで。

様々な野菜がたっぷりと入ったスープカレー。
王道の札幌式です。
角煮も炙った意味がある旨味があり、キノコからも旨味がしっかりと出て、ヘルシーオプションの方が美味しいかもしれないと感じました。

場所は異色ですが専門店に負けない美味しさですよ。

評価:★★★☆

カレー日記(ファストオイスターズ)



牛込神楽坂「FAST OYSTERS」牡蠣出汁スープカレー


神楽坂にあるオイスターバーです。
神楽坂は神楽坂でも駅で言えば飯田橋寄り。最寄駅は牛込神楽坂になるでしょうか。

こちらの看板をよく見るとスープカレーと書いてあり、行ってみました。

メニューを見ると確かに牡蠣出汁スープカレーがありました。
注文すると「お時間かかります」とのことだったので、他にドリンクと牡蠣フライも注文。

まず牡蠣フライ。
ウスターソース、タルタルソース、どちらも付いてきました。
揚げ具合も良く、牡蠣自体も苦味はほとんど無く旨味が強い。
これは美味しい。

期待してスープカレー。
ご飯は少なめでお願いしました。

こちら、サラっというよりシャバっとしたテクスチャ。
だからこそ舌に旨味がしっかりと残って感じられます。

牡蠣はあくまで出汁として使用しており、具に牡蠣は入っていなかったのですが、野菜と鶏胸肉がスパイスと牡蠣の旨味で包み込まれ、美味しいです。

このスープカレーと牡蠣フライのセット、狙ってはいなかったのですがなかなか良い組み合わせとなり、満足でした。

評価:★★★☆

カレー日記(コスモス)



神奈川 川崎「COSMOS」20種類の野菜のスープカレー


川崎駅近くのスーパーの上に飲食店街があります。
そこにスープカレーのコスモスが入っていました。

スープカレー専門と思っていたのですがスパイスカレーもある様子。

しかし野菜気分だったので野菜のスープカレーを。
10種と20種を選べるとあらば20で行きましょうか。

辛さは大辛。
ご飯は少なめで。

小ぶりカットながら確かに20種類の様々な野菜が入ったスープカレー。
北海道のスープカレーの場合は野菜自体がとにかく美味しいので大きくカットしたものを食べたい気持ちになりますが、そうでない場合はむしろ小さめカットで色々食べられる、このようなスタイルの方が良いかもしれませんね。

ご飯は長粒種米のターメリックライス。ヘルシーです。

これが1000円しないのはなかなかお得ですよ。

評価:★★★

カレー日記(ハーバー)



神奈川 武蔵新城「スープカレーハーバー」ポークと彩り野菜カレー


スープカレーはカレー好きの中でも好き嫌いがわかれる料理で、嫌いな人は「カレーを水で薄めたような感じ」という感想を持っている場合が少なくないように感じています。
特に濃厚な欧風カレーが好きな方にとってはそう感じることが増えるのでしょう。

しかし、多くの場合は本当に美味しいスープカレーを食べたことがないというだけなのです。
僕も最初にスープカレーを食べた時は、嫌いではないけど価格もそれなりにするし、だったらもっと美味しいカレーはあるなと思っていました。
しかししかし、本場北海道でスープカレーを食べて驚きました。本当に美味しかったのです。
何故そんなに違うのかというと、素材自体の美味しさによるところが大きいでしょう。
北海道の野菜は本当に美味しいのです。

そして北海道発のスープカレーの名店が東京にも増えてきて、美味しいと思えるお店も昔よりはかなり増えました。
やはり本場で食べるのと比べてしまうと劣りますが、東京でこれなら十分と思えるスープカレーも少なくありません。
それはやはりスープ自体のクオリティが高く、スパイス使いも上手だからこそでしょう。
素材が良く、スープもスパイスも良いからこそ激戦区である本場北海道で人気を得て東京へ進出してこれるというわけです。

もちろん中には北海道発と言ってもそれほど美味しいと思えないお店もあります。
そういう時はだいたい聞いたことがないような店名だったりするわけです。

そんなスープカレーが、最初に書いたような誤解を与えてしまうのでしょうね。
このお店のスープカレーはまさにそんな感じ。
接客も良く、お値段も安めですから、それを考えれば損したとは思いませんけれども、高いお金を出しても美味しいものが食べたいという場合には違うかなと思います。

評価:★★☆

カレー日記(スパイストランク)



渋谷「スパイストランク」オリジナルスープカレーハンバーグ+こひつじ


渋谷の桜丘町にある非常におしゃれな雰囲気のお店です。
ランチタイムに訪問。
基本的にスープカレーとハンバーグというラインナップ。
ハンバーグのスープカレーもあったのでそれを注文しました。
スープはオリジナルとココナッツの2種類があったのですが、最初なのでオリジナルで。
こひつじトッピングもして。

まずスープを一口。
辛さを4でお願いしたのですがスパイス感は控えめ。
というか辛さは少しあるものの香り系が控えめでスープの旨味があるというイメージ。

しかしこれで終わりではないのです。
卓上にすり鉢があることに気づきました。それと並ぶ小さなトランクにスパイスが入っているんです。

これはこのスパイスをすって入れて良いということか。店員さんに聞いてみるとその通りで、スパイスの説明のメニューを出してくれました。
気づなかったらそこで終わるところでした。

コリアンダー、クミン、ブラックペッパー、クローブ、カルダモンをすりつぶしてスープに投入。
香りがグっと高まりました。
クローブはすり潰すのが難しいので気をつけましょう。

これはスパイスの知識が無い方や、卓上のスパイストランクに気づかなかったりすると印象が変わってしまいます。
そのあたりの説明が最初からしっかりとなされていたら良かったなと思いました。

バイトらしき店員さんは一生懸命だったのですが、それ以外で気になることも少々あり。

なんというか、渋谷だなぁと感じるのでした。

評価:★★★

カレー日記(ポノカレー)



群馬 渋川「PONO CURRY」特製スープカレー(スロウトレイン)


カシスヨーグルト、天使の休息


群馬県の渋川駅近くを歩いていると、2月開店というカレーのお店の看板を発見。
気になって入ってみました。

どうやら基本的に月曜昼の限定営業。土曜も営業したりしなかったりということの様子。

カレーはスープカレーが一種あるのみ。
ただ、これに自分の好きなハーブ塩のようなものを合わせるというのが面白いです。

4種類ある中から「食べるのが好きな方」と書いてあったものをチョイス。
この塩はスープに入れても良いしご飯にかけても良いし野菜をつけても良いということで、野菜をつけて食べてみたらこれがとても良い感じ。
野菜の甘みが引き立つのです。

スープカレー自体は玉ねぎの旨味がベースになったシャバっとしたもの。
これに様々な野菜と手羽元が一本、ゆで卵が半個入ります。
ご飯は雑穀米。

バランス良くヘルシーな美味しさであり、これが1000円というのはお得ですね。

デザートとハーブティーのセットが500円だったのでそちらも頼んでみました。

ミニサイズのカシスヨーグルト。
ハーブティーは天使の休息という名のついたリラックス系のものにしたのですが、ほのかな甘みがありました。
この甘み、砂糖ではなく林檎の甘みなんですよ。だからこそ最初にハーブの香りが来て、それに重なるように軽やかで爽やかな甘みが加わります。

渋川という場所でこんなカレーと出会えるとは。
素敵なお店なので近くの方はもちろん、旅行で伊香保温泉などに行く方も立ち寄ってみると良いと思います。

評価:★★★☆

カレー日記(ウィーアーザファーム)



赤坂「We Are The Farm赤坂」野菜約10種単品スープカレー+チキンレッグ


赤坂駅と溜池山王駅の間くらいに位置するお店です。
道と道をつなぐ階段の途中にあリマス。
重厚な扉を開くと中はなかなかの広さ。

スープカレーをメインに、野菜料理が色々とありました。

単品スープカレーは入る野菜の数で値段が変わります。
10種だと1320円。
5種だと980円。
畑から毎朝直送されてくるということで野菜へのこだわりを感じたので10種にしました。

肉が食べたい場合はそこにトッピング。
チキンレッグを加えました。

パクチーのトッピングは無料ということでそれも。

まずスープをすすってみると、ライトな口当たり。
10段階ある辛さの中で7を選んだのですが、チリのストレートな辛さが前に来ていました。
これに肉の旨みが加わると辛めの方が美味しいのですが、聞いてみるとスープにも動物性の材料は使っていないとのこと。

なるほど。
だからチリの辛さが前面に立ったのですね。

野菜推しでヴィーガン対応も可能ということで、ヴィーガンの方がスープカレーを食べたい時には良いですね。

評価:★★★

カレー日記(ニューチェック)



高円寺「ニューチェック」らむのカレー、ザンギ盛り


すっかりカレー激戦区となった高円寺。
新店も生まれていますが逆に閉店するお店や移転するお店もあります。
高円寺の名店として知られたインド富士子も水道橋へ移転。
したと思ったらその跡地にまたカレーのお店が入りました!
それがニューチェック。

高円寺での間借り営業を経て、インド富士子跡地に入るというのはとても理想的な流れではないでしょうか。

ニューチェックのカレーはジャンルで言えばスープカレー。
シェフも札幌のルッカパイパイで修業経験があるということで、生粋の札幌スープカレーと思いきや、かなりその仕上がりが独特なのです。
スープカレーといえばサラサラな状態をイメージしますが、こちらのカレーはシャバシャバ。しかもほんの少しドロドロ寄り。
サラを1、シャバを5、ドロを10とするなら、6くらいの舌ざわりで、出自を知らなければスープカレーと思わないかもしれません。

今回食べたのはらむのカレー。
ごろごろとラムが入っていて実に美味しい。
辛さは250が中辛、次の段階が400ということで400にしたのですが程良い辛さ。
大きくカットされた野菜もスープカレー的で良い感じ。

サイドメニューにザンギ盛りもあったのでそれも追加したのですが、これもしっかり濃い味ザンギでそのまま食べて良し、ご飯におかずに良し、スープカレーに入れてもまた良しでした。

白髪まじりの長髪にキャスケットがおしゃれな男性と、短髪にタトゥーが実に素敵な女性の、高円寺に馴染みすぎているお二人がまた素敵で。
これは良いお店だなぁ。

インド富士子の穴を見事に埋めてくれるお店が誕生しましたよ!

評価:★★★☆

大阪カレー日記(フジヤマコウタ)



心斎橋「フジヤマコウタ」角腸カレー+チーズ


スープカレーのお店ですが札幌系ではなく、オリジナルのココナッツ系スープカレー。
券売機で食券を購入するシステム。
角煮とホルモンの角腸カレーをいただきました。
開店した年(2021年)はSNSをフォローするとトッピングサービスがついてくるということで早速フォローし、チーズをサービスでトッピングしてもらいました。

ココナッツベースですがタイカレーとも違い、スープカレーですが札幌系とも違うという独自の立ち位置。
カレー天国大阪ですがスープカレーは弱いと言われている中、ここのスープカレーは全国的に見ても個性ある逸品と言えるのではないでしょうか。

角煮は醤油のしみた美味しさで柔らかく存在感があり、ホルモンもぷりぷりのとろとろで甘味がある質の良いもの。
接客も丁寧で良い感じ。

ちなみに北浜にあったフジヤマコウタの店主さんは今はこちらではなく会員制の違うお店を営んでいるとのこと。
カレーに飽きてしまったそうで。
残念ですがこちらのお店がその遺伝子を受け継いでくれているということで、とりあえず一安心です。

評価:★★★☆
プロフィール

AKINO LEE

Author:AKINO LEE
ミュージシャン、ヴォイストレーナー、アイドルプロデューサー、作詞家、作曲家、振付師、ライター、俳優、イベントオーガナイザー等、様々な分野で精力的に活動中のアーティストAKINO LEEの公式Blog。

2006年11月より、一日最低一食以上カレーを食べる「毎日カレー生活」を開始。
いつしか毎食カレー生活となり、現在も継続中。

基本的に本ブログは、カレーの事ばかりです。
が、稀に別の事も書きます。

基本的にカレーの種類でカテゴリ分けしていますが、場所で調べたい場合は、左下にある検索窓で駅名を入れてください。
そうすると、カテゴリの名前と、その右に「カレー日記」と出てきますので、その「カレー日記」をクリックしてくれれば関連するカレー屋が出てくるはずです。

基本的に自分の為のカレー備忘録なので、コメントやトラックバックはつけられない設定ですし、カレーブログを専門的にやってらっしゃる方に比べると内容が薄いですが、カレー屋探ししている方の参考に多少なりともなれれば幸いと思い、更新していく所存です。

基本的に一度食べたカレーを再度重複して上げる事はありません。
しかしあまりに美味かった場合や、一度アップした事を忘れている場合はその限りではありません。
という訳で毎日カレーを食べている割には更新が毎日ではないのですが、俺が毎日どんなカレーを食べているのか興味あるという方は、ツイッターの方をフォローしていただければ、そちらで「本日のカレー」として食べたカレーを全てアップしております。

@lee_otokage

基本的にこちらのブログはカレー生活の途中からつけはじめたもので、以前書いていたブログは諸事情あり消えてしまっています。
カレー生活始めだしてからのカレーについてはmixiの方に全てまとめてありますので気になる方はそちらもどうぞ。

mixi ID 142205

基本的に…という言葉を文章の頭につける事が多い人間には、詐欺師が多いと某著名人に言われた事があります(^^;)

基本的に詐欺師みたいなもんですが、カレーに関しては正直です。
よろしくお願いいたします!

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