
「36チャンバーズオブスパイス」ネゴンボ33監修 ポークビンダルー

ルンダンマレーシアカレー

所沢牛カレー

チェッターヒン

一条もんこ監修 あしたのカレー
レトルトカレーの消費量がカレールーの消費量を上回ったということが一時期カレー界で話題となりました。
カレーが家庭で食べるものから、一人でも食べるものに変わってきたという以上に、家庭そのものが少なくなってきたということがあるのでしょう。
そしてそんな時代だからこそか、お一人様向けの豪華なレトルトも増えてきています。
安くて美味しくて沢山食べられるカレールー。しかし一人だとどう考えても量は多く、毎日毎食同じカレーを食べ続けないといけない時期がきてしまいます。
それならば、多少高くてもルーで作るより簡単に、もっと美味しいものが食べられれば良いと考える人も増えてきているのではないでしょうか。
最近では大手のメーカーが個人店の味を再現したレトルトが人気。
つまりはお店の味を家で食べることができるというのがひとつのバリューとなっています。
しかし大手ならではの苦労も色々とあるようです。
そんな中、中小企業でありながら、とんでもないレトルトを出し続けている会社があるのです。
その名も「36チャンバーズオブスパイス」!(ここでショウブラザーズのロゴがファンファーレと共に登場するイメージw)
僕が36cと出会ったのは友人であるカレー研究家の一条もんこさん監修あしたのカレーが最初でした。
家庭的な味のレトルトとしては珠玉の美味しさであり、万人受けしながらもマニアも納得の完成度。
レトルト独特の匂いも全くせず、これは凄いと思ったものです。
その後色々と36cのレトルトを食べてみると、どれもこれもとんでもないクオリティなんですよ。
例えば埼玉屈指の名店であるネゴンボ33監修のポークビンダルー。
これはもはやこのままお店で出されたとしてもレトルトと気づかず名店になるレベルの美味しさ。
ネゴンボらしさもしっかりあり、肉もかなり大きなカットでゴロっと入り、酸味と辛味と旨味のバランスが完璧で。
ネゴンボ監修のもうひとつ、所沢牛カレー。これもとんでもない!
とにかく肉が美味しい!
所沢牛ですからかなり高いわけです。それを惜しげもなく使っていて。
こんな贅沢なレトルトがあって良いのだろうかと思うくらい。
それがそこまで高くないのですから、相当な企業努力といいますか、儲け度外視で作っていることがわかります。
他にも凄い。
荻窪の名店、馬来風光美食監修ルンダンマレーシアカレー。
このあたりのお店のチョイスがまず渋い。
そしてだからこその美味しさ。
このあたり、化学調味料や小麦粉不使用にもこだわっており、ヘルシーなのもまた嬉しいところ。
そしてまた驚いたのがミャンマーカレー研究家保芦ヒロスケさん監修のチェッターヒン。
ミャンマーのチキンカレーがチェッターヒンなのですが、ミャンマーのカレーって地味な美味しさなんですよ。
マイルドでまったりとじんわりと美味しくて。派手さは無いけれど毎日食べられるような。
しかしこのチェッターヒン、激辛なんです。
だからこそ派手!
こんなチェッターヒン初めて食べましたよ!!!
僕は仕事の関係で高田馬場に行く事が多く、日本一のミャンマー料理の聖地高田馬場の名店にも通っていますが、僕の個人的ナンバーワンチェッターヒンはこれです。
レトルトが名店の味を超えてしまっています。
とんでもないなぁ。
こういう攻め攻めな賞品を出せるのが36cの凄いところ。
独自のアンテナと、中小企業だからこその反骨精神だったり自由度だったり。
つまりは音楽の世界で例えると21世紀初頭に大きく盛り上がっていたインディーズレーベルのような楽しさと勢いがあるメーカーなのです。
21世紀初頭、インディーズレーベルなのにミリオンを売り上げるアーティストが出てきました。
カレー界においてそのような存在になりうる存在だと確信しております。
今後も非常に楽しみな会社。
レトルトカレーの概念を変える存在です。
他にも商品は色々とあるので、チェックを欠かさずに食べて行きたいと思っております。