北陸カレー日記(ホットスプーン)

富山 小杉「ホットスプーン」ハリーム、ロッティ
日本のパキスタンと呼ばれる射水市。通称イミズスタンを代表するお店の一つです。
店内は日本の食堂のような雰囲気でありつつ、奥には食材も売っているという独特の雰囲気。
ランチタイムに訪問したのですが、ランチメニューは特にパキスタン色が強いというわけではなく、パキスタン料理のなんたるかを知らない方でもなんとなくインドカレーだとわかるようなメニューでした。
しかし僕が食べたいのはパキスタン料理です。
メニューをよくみるとちゃんとパキスタン料理のページがありました。
ニハリを注文すると「今日ハ無イ。ニチヨウビ。」とのこと。
ハリームはあるとのことだったので、ハリームにロティを合わせて注文。
サラダとラッシーがサービスで付いてきました。
ハリームとは豆や肉を叩いて潰してペースト状にする手間暇かかる料理なのですが、こちらがレギュラーメニューにあるのは素晴らしいです。
そしてこちらのハリーム、他のパキスタン料理店で食べるよりも青唐辛子の爽やかな辛さが印象的な切れ味鋭い美味しさ。
それでいてハリームの重厚なパンチはあり、重くて早いという全盛期のマイク・タイソンのようなハリームだなと感じました。
ロティも粉の風味がしっかりと立ち、ハリームとの相性も完璧。
パキスタン料理店に行くと驚く程量が多いものが出てくることも少なからずあるのですが、こちらは適量なのもまた良いところ。
がっつりではなく程よくパキスタン料理を食べたいというニーズに合います。
イミズスタンのお店は車が無いと行きにくいことが多い中、こちらは駅から徒歩で行けるというアクセスの良さも旅人には嬉しい限り。
色々な面で使いやすいお店です。
評価:★★★★