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カレー日記(ぽるこネ。)



志村坂上「ぽるこネ。」チキンマッシュルームカレー




自家製サルシッチャの芳醇タレッジョソース


五反田にある「ぽるこ」というイタリアンのお店の姉妹店で、こちらはネパール人シェフによるお店。
ネパール人シェフと言ってもオーセンティックなネパール料理というよりは、アレンジのきいた所謂インネパ的なベクトルなのですが、それとイタリアンがミックスされた「イタリアン×インネパ」とも言える非常に個性的なお店です。

昼はダルバート的カレーライスがあり、夜は色々なおつまみで飲めるスタイル。
お通しでナンが出てくるのがいきなり楽しいです。

タンドール料理も色々とある中で、サルシッチャのタレッジョソースなるものがあり、気になって頼んでみるとこれがシークケバブのチーズソースでしたw
ちょっと笑ってしまったのですが、こういう遊び心は好きです。

他にサンボルというスタイルの海老ブロッコリーを食べてみれば、マヨネーズソースで和えたエビブロッコリーにココナッツファインが加わり、これが良い感じにエスニックを感じさせて面白美味。

ぽるこネ。煮込みを食べればラムと野菜の煮込みでこちらもイタリアっぽさとネパールっぽさ、どちらも感じるもの。

他にありそうでない料理の数々です。

〆に本日のカレーを。
二人で行ってカレーは1つ頼んだのですが、最初からハーフサイズで二つに分けてサーブしてくれるという優しさ。
カレーはチキンマッシュルームカレー。
テイスト的にはインネパ感あるものですが、やはりそこにどこかイタリアンというか洋食的な雰囲気が加わったものとなっており、こちらも美味しいです。
ご飯がカルダモンで炊いたバスマティライスなのも嬉しいポイント。

先述した通りありそうでない個性的な料理の数々。
インネパというとマニアからは敬遠されがちですが、ハードコアなマニアにとってはむしろ楽しさを発見できるジャンル。
また、マニアではない一般の方にもわかりやすい方向性と言えます。
ハードコアなマニアならわざわざ行っても損はなく、地元の一般層にも受け入れられる素敵なお店だなと感じました。

評価:★★★☆

カレー日記(sho curry)



高円寺「sho curry」ショルシェマーチプレート




アチャール4種


平日はサラリーマン、週末に間借りカレーを営むShoさんのお店。
各地でコラボ営業をしているのですが間借りカレー激戦区の高円寺でも営業しています。

この日はショルシェマーチにダルとゴビのカレーをメインにした構成。
バングラデシュ、あるいは東インドっぽさがある料理ですが、Shoさんは仕事でバングラデシュに滞在した経験もあり、だからこその現地感ある構成。
その中に独自の工夫もあって個性ある美味しさです。
特にショルシェマーチは出色の出来栄え。
いつも美味しいのですがいつも以上に気に入りました。

アチャール4種も安定の美味しさ。
豚、鶏レモン、ゴーヤ、カブと新玉ねぎ。
お酒のおつまみに最高です。

東京の間借りカレー界の中では逸早く活動をスタートさせたShoさん。
他の間借りカレー店は人気が出て実店舗化したところも少なくない中、人気はあり続けるのですがあえて趣味として週末のみの営業にこだわっているのが間借りカレーの自由さを体現していてとても好きです。

評価:★★★★

カレー日記(ベンジー)



神奈川 戸部「Spice Corner Benzie」ダルバート(マトン)、鴨のハクチョエラ


南インドのミールスとネパールのダルバートを週替わりで出しているというお店。
僕が行った日はダルバートでした。

マトンを選んだのですが、カシコマスではなくベラコマスと表記してあるあたり、こだわりを感じました。
ネパールではカシコマスが主流。カシとは山羊を指します。ただネパールだとカシはマトンと言われます。
つまり、羊と山羊がごっちゃになっている部分があるのですが、ネパール語で言うと別物。
山羊はカシで羊はベラなのです。
日本では羊は手に入りやすいものの山羊となるとなかなか入手が難しいので日本のネパール料理店でもカシコマスという表記で羊のカレーを出すところは少なくありません。
それをちゃんとベラコマスと表記する時点で、少なくとも上記の知識がちゃんとある人が作っているということ。

前置きが長くなりましたが、そんなこだわりの日本人シェフが作るダルバート。
これに日替わりのチョエラも合わせて。この日のチョエラは鴨でした。

食べてみて驚愕。
めちゃめちゃ美味しいです。
僕は日常的に大久保エリアのネパール料理店にも行きますし、所謂インネパ店も好きで、ネパール人シェフの作る料理を食べることも多い方だと思うのですが、そんな僕がここ1年くらいで食べたダルバートの中でも1、2を争うくらいに美味しかったのです。

まず濃厚な旨味が凝縮されたダル。
ベラコマスは羊ならではの美味しさがしっかりと引き出され、鴨チョエラもパンチが強すぎずそれでいて主張はちゃんとあるという絶妙の着地点。
副菜もそれぞれ単体で美味しく、混ぜても美味しいという素晴らしさ。

食べてみて思ったのは、オーセンティックなネパール料理を理解し、リスペクトした上で、その中で日本人ならではの感覚でオーセンティックにとらわれすぎないという料理だなということ。
素晴らしいです。

これはミールスも食べてみたいし他の料理も食べてみたい。

戸部駅のすぐ近くですが横浜駅からも徒歩圏内。
ちょっと足を伸ばしてでも行く価値のある、いや、行くべき名店ですよ。

評価:★★★★

カレー日記(マウンテン)



神奈川 石川町「マウンテン」ジンセ、野菜カレー


カレーを食べようと石川町を歩いていると「インドネパールカレー&焼き鳥」という実に気になる看板を発見。
店名はマウンテン。
レスリー・ウエストの重厚なリフが頭の中に流れながら、マウンテンということは山。つまり山岳信仰のあるネパールのお店ということ。目当てのお店に行く前に、気になるので入ってみよう。
ということで入店ネバーインマイライフ。

店内メニュー見るとインドネパール系のカレーセットがメイン。食べ放題もやっている様子。
単体でオーダーもできるようです。
しかし、肝心の焼き鳥のメニューが無い。セクワも無い。

店員さんに聞いてみると、どうやら新しいお店でまだメニューが全て用意できていないとのこと。
インネパあるあるなので仕方なし。

さらにメニューを見ると豚丼などのオリジナルメニューもあって気になったのですが、さらに気になったのがジンセ。
ジンセとは何か聞いてみるとひき肉をマサラで炒めてご飯と一緒に食べるものとのこと。

ネパール料理も結構食べている方かと思うのですが初めて見ました。
ならばそれと野菜カレーをオーダー。

食べてみるとドライカレーのようなもので、確かにご飯と合わせると美味しそう。
そのままでもつまみ的にいけます。

野菜カレーはインネパ店でよく見受けられるスタイルであり味。

どちらも500円前後とコスパ良好。

ネパール料理でお酒を飲むのに良いお店です。
だからこそ焼き鳥は早めにオンメニューしてくれたらなと思いつつ店を後にしたのでしたミシシッピクイーン。

評価:★★★

カレー日記(ラーケ)



大塚「ラーケ」ディドセット


大塚駅南口のカレー密集地帯に新しいお店ができました。
ハムロジャクソンンのあった場所に入ったラーケです。

店内の雰囲気はラーケ(ラケー)が飾られて伝統的なネパールを感じさせつつ、今時感も上手に融合させた空間です。

ピロモモやギディフライ、バフチョイラと、ネパール料理好きにはたまらないラインナップをおつまみに乾杯。
それぞれ塩とスパイスがしっかりと立っているタイプで、お酒が進む美味しさです。

しめにディドセット。
こちらのディド、実に滑らかで口溶けが良く、喉越しも良いタイプ。
クオリティの高いディドですよ。

選べるカレーはチキンとマトンにしたのですが、どちらも濃厚なタイプ。
やはりこちらも輪郭がしっかりとしたもので、お酒が進んじゃう仕様となっています。

すぐ近くにネパール料理飲みができるバッティもありますが、あちらは地下で閉鎖された雰囲気。それが良くもあるわけですが、奥まった感じが苦手な方はこちらのラーケは2階で外の景色も見えますし、お店も広いので安心感もあり、好みで使い分けができそうです。

評価:★★★☆

カレー日記(ナマステ梶原)



梶原「ナマステ梶原」ネパールタリ


都電荒川線。東京に唯一残った路面電車です。今は「さくらトラム」というそうですが昭和の東京人としてはやはり都電なのです。
そんな都電の梶原駅近くにあるナマステ梶原。

ネパール人によるインド料理とその他の料理店。所謂インネパ店なのですが裏メニューのスペシャルにマニア垂涎の料理があると聞いて気になっていました。
王子に用事があり、そこからも徒歩圏内なのですがせっかくですから久しぶりに都電に乗って訪問。

メニューをみると確かにインネパ的で一般的なものばかり。
今日の裏は何かな?と期待を込めた笑顔で「裏のスペシャルは何ですか?」と聞くと、それ以上の笑顔で「今日ハ無イデス」と。
あらららら。。。

そういうこともあるんですね。(というか僕の人生はそんなことばっかりですが)

ならば仕方ない。
レギュラーメニューにネパールタリというダルバート的なものがあったのでそちらを注文。

これだけではなくマトンチョイラもお願いしました。

食べてみれば塩気強目で輪郭のくっきりした味なのですが、スパイス感や火入れの具合、押し引きの感じが良く、どれも美味しいです。
特にマトンチョイラはニンニクがバッキバキにきいていて翌日が心配になるくらいですが、だからこそ美味しくて。

居酒屋を謳っているお店でもあるのですが、確かにこれはどれもお酒が進む味付け。
ダルバートにするならご飯は大盛りの方が良いかもしれません。

裏メニューにはありつけませんでしたが、レギュラーメニューでも満足できたので結果オーライです。

評価:★★★☆

カレー日記(タイガー)



東十条「タイガー」ビーフカレー


東十条エリアがいつのまにかバングラデシュ料理の激戦区になっていました。
その中でも比較的以前からあるのがこちらタイガー。
現地感漂う雰囲気のお店です。

店内に入ってみれば店員も客も僕以外は全て外国人。
バングラデシュの方かどうかまではわかりませんが、インド周辺諸国のお顔立ちなことはわかります。

ビリヤニもあったのですがビーフカレーが気になったのでそれを。
ナンがデフォルトでついてくるということで主食はそのままナンにしたのですが、まずこのナンがシンプルで美味しい。
無駄にギーやバターなどを塗っておらず、インネパ店によくあるふかふかすぎるものでもなければ甘みのあるものでもなく、とにかくシンプルなのが良いのです。
カレーには確実にこちらの方が合いますから。

ビーフカレーも骨つきの牛肉がゴロゴロとまるでニハリのよう。
生姜がしっかりときいていてしつこくなく、こちらもシンプルに美味しい。

これがサラダ付き、さらにはサービスでドリンクもつけてくれたのですが、それで1000円程度というのは相当お得ですよ。
見た目的に所謂バングラデシュ料理感はないものとなりましたが、その素朴ながら確かな美味しさはどこの料理だったとしても良いじゃないかと思えるもの。
他のメニューもしっかりと深掘りしたいお店。

接客も飾りっ気ないものでありながらも程よくフレンドリー。
良いお店でした。

評価:★★★★

カレー日記(ピプレー)



春日「Piple」本日のおすすめダルバート、焼きモモ


神田小川町のネパール料理店グレビーの姉妹店です。
落ち着いた雰囲気で清潔感のある店内。
メニューは一般受けするナンとカレーもありますが、それ以上にしっかりとネパール料理に力を入れているのがわかります。

ダルバートが看板メニュー。
ネパール料理の定食です。

ダルバートと言えばネパール料理激戦区の大久保界隈ではワンコインで食べられるお店もいくつかあるのですが、こちらのダルバートは1000円超え。
夜になると値段はさらに上がります。
しかし、結論を先に言うなら、それでも価値のあるダルバートだと言えるでしょう。

どうせ値段が上がるならと、本日のおすすめダルバートをいただきました。
2000円超えです。

ダル、骨皮付きマトンのジョルをメインに様々な副菜。
野菜にこだわりを持っているのがグレビー。その系列ですからこちらの「野菜も美味しい。
サブジに海老が入っているのも個性的で、これも予想以上に合います。

おつまみメニューも豊富で、焼きモモもつけました。
見た目完全に餃子ですが、まぁ餃子みたいなものです。
ネパールは中国とインドの間に位置するので食文化のグラデーションを感じられる料理です。

お値段総じて安くはないのですが、よく考えると大久保界隈が異常に安いだけで、こちらが適正価格なのかもしれないですね。
事実このエリアの客層には既に受け入れられているようで、良い感じの客入りでした。

グレビーとメニューも近いですがピプレーにしかないものもあり、グレビーのファンにとっても良い支店だと思いますし、逆にグレビーにしかないメニューもあるので、ここが気に入ったらグレビーにも行ってみると良いでしょう。

評価:★★★☆

カレー日記(ヒマラヤ食堂)



浅草「ヒマラヤ食堂」キーマナスカレー、炒飯


東武浅草駅近くにあるインネパに中華が合わさったお店です。
以前も行ったことがあるのですがリニューアルしたのかな?

店内に入ってみるとメニューは相変わらずのインネパ系と中華系が半々くらいの割合。

キーマナスカレーと炒飯を注文。
餃子もつけて。

まず餃子。ここの餃子美味しいんですよ。大きめでジューシー。焼き入れも程よくて。
ネパール料理にはモモという餃子のようなものがありますから、ネパールのシェフは餃子作りも上手なのかもしれません。

カレーと炒飯ですが、正直に言えばどちらも普通です。
悪くなく、しかし取り立てて良いというわけでもなく。
しかし、この二つが合わさると不思議と美味しくなるんですよ。
キーマというのがポイントです。
これが炒飯に合うんです。

リーズナブルで春には最高のロケーションもあり、それでいていつ行っても空いているので個人的に穴場だと思っているお店です。

評価:★★★

北陸カレー日記(ホットスプーン)



富山 小杉「ホットスプーン」ハリーム、ロッティ


日本のパキスタンと呼ばれる射水市。通称イミズスタンを代表するお店の一つです。
店内は日本の食堂のような雰囲気でありつつ、奥には食材も売っているという独特の雰囲気。

ランチタイムに訪問したのですが、ランチメニューは特にパキスタン色が強いというわけではなく、パキスタン料理のなんたるかを知らない方でもなんとなくインドカレーだとわかるようなメニューでした。

しかし僕が食べたいのはパキスタン料理です。
メニューをよくみるとちゃんとパキスタン料理のページがありました。
ニハリを注文すると「今日ハ無イ。ニチヨウビ。」とのこと。
ハリームはあるとのことだったので、ハリームにロティを合わせて注文。

サラダとラッシーがサービスで付いてきました。

ハリームとは豆や肉を叩いて潰してペースト状にする手間暇かかる料理なのですが、こちらがレギュラーメニューにあるのは素晴らしいです。
そしてこちらのハリーム、他のパキスタン料理店で食べるよりも青唐辛子の爽やかな辛さが印象的な切れ味鋭い美味しさ。
それでいてハリームの重厚なパンチはあり、重くて早いという全盛期のマイク・タイソンのようなハリームだなと感じました。

ロティも粉の風味がしっかりと立ち、ハリームとの相性も完璧。
パキスタン料理店に行くと驚く程量が多いものが出てくることも少なからずあるのですが、こちらは適量なのもまた良いところ。
がっつりではなく程よくパキスタン料理を食べたいというニーズに合います。

イミズスタンのお店は車が無いと行きにくいことが多い中、こちらは駅から徒歩で行けるというアクセスの良さも旅人には嬉しい限り。
色々な面で使いやすいお店です。

評価:★★★★
プロフィール

AKINO LEE

Author:AKINO LEE
ミュージシャン、ヴォイストレーナー、アイドルプロデューサー、作詞家、作曲家、振付師、ライター、俳優、イベントオーガナイザー等、様々な分野で精力的に活動中のアーティストAKINO LEEの公式Blog。

2006年11月より、一日最低一食以上カレーを食べる「毎日カレー生活」を開始。
いつしか毎食カレー生活となり、現在も継続中。

基本的に本ブログは、カレーの事ばかりです。
が、稀に別の事も書きます。

基本的にカレーの種類でカテゴリ分けしていますが、場所で調べたい場合は、左下にある検索窓で駅名を入れてください。
そうすると、カテゴリの名前と、その右に「カレー日記」と出てきますので、その「カレー日記」をクリックしてくれれば関連するカレー屋が出てくるはずです。

基本的に自分の為のカレー備忘録なので、コメントやトラックバックはつけられない設定ですし、カレーブログを専門的にやってらっしゃる方に比べると内容が薄いですが、カレー屋探ししている方の参考に多少なりともなれれば幸いと思い、更新していく所存です。

基本的に一度食べたカレーを再度重複して上げる事はありません。
しかしあまりに美味かった場合や、一度アップした事を忘れている場合はその限りではありません。
という訳で毎日カレーを食べている割には更新が毎日ではないのですが、俺が毎日どんなカレーを食べているのか興味あるという方は、ツイッターの方をフォローしていただければ、そちらで「本日のカレー」として食べたカレーを全てアップしております。

@lee_otokage

基本的にこちらのブログはカレー生活の途中からつけはじめたもので、以前書いていたブログは諸事情あり消えてしまっています。
カレー生活始めだしてからのカレーについてはmixiの方に全てまとめてありますので気になる方はそちらもどうぞ。

mixi ID 142205

基本的に…という言葉を文章の頭につける事が多い人間には、詐欺師が多いと某著名人に言われた事があります(^^;)

基本的に詐欺師みたいなもんですが、カレーに関しては正直です。
よろしくお願いいたします!

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