
千葉 館山「バーンタイ」ゲーンキャオワーン

パッパックルアンミット

パッタイ
とつてもなく面白いお店です。
館山旅行の際、地元在住の友人にタイ料理屋は無いかと聞いたところ、ここを教えてくれました。
「ただ、ちょっと変な店なんです。」と心配そうに。
だったら一緒に行ってみようということで、3人で訪問。
もう店構えからしてちょっと変という雰囲気を醸し出していましたw
友人が予約を入れてくれていたらしいのですが、行ってみたら予約は通っていなかった様子w
タイ人のおばちゃんが一人でやっているお店で、混むこともほとんどないから予約というスタイルも意味をなさないのでしょう。
と思っていたら僕等の後に人がどんどん増えて。
おばちゃんもびっくり。
そしてもっとびっくりしたのは僕。
なんとおばちゃん、先に来ていたお客さんを「アンタタチ昨日モ一昨日モキタンダカラ、今日ハイイデショー!」と、常連さんらしき方を帰しちゃったんですwww
常連さんも「そうだねぇ。じゃぁまた来るわぁ。どうぞ気にせずごゆっくりぃ。」なんてwww
実にユルい!
こういう店、だいたい当たりですw
メニューを見るとさらなるユルさw
何と、値段が書いてないんですw
心配になって友人に聞くと「以前行った時も値段無かったんですが、大丈夫。安いですよ。」とのこと。
メニューからゲーンキャオワーンとプーパッポンカリーを注文。
するとおばちゃん「プーパッポンカリー今日ハデキナイ!」と。
ならば仕方ないです。そのかわりにメニューには無かったのですが、メニューのラインナップ的にできるかなと思って「パネーンはできる?」と聞くと「デキルヨー!」と。
「ではパネーンムーをお願いね」と伝えると「オオ! パネーンムーネ! アルアル! デキル!」と。
一安心です。
他にサティとパッタイも注文して少し待っていると、最初に出てきたのは頼んでいない空芯菜炒めwww
いきなりかましてくれますおばちゃんw
「頼んでないよこれw」というと「イイカラ食ベテテー!」とw
どうやら他のお客さんが頼んだものを多めに作ったようです。
この調子だと他の頼んだメニューもあてにならないなぁと心配しながら空芯菜食べてみれば実に美味しい!
グリーンチリとニンニクがしっかりきいていて、タイ現地の美味しい屋台料理という感じの仕上がり。良い意味で下品な味付け。僕の好きなタイプです。
これは期待できるけど帰りの電車の時間もあるし、果たして時間内にカレーにありつけるだろうかと心配していると、次に出てきたのがゲーンキャオワーンで一安心。
量は結構あります。
ライスも頼んだら結構な量で出てきました。
どちらも2~3人前くらい。
具は鶏肉、しめじ、ピーマン、パプリカ。
バイマックルーもしっかり入っています。
辛さは控えめながら、やはりこれもタイ現地で食べた美味しい屋台料理的方向性の味。
同行した友人の中にタイ料理があまり得意ではないという人がいたのですが、その人も「これは美味しい! さっきの空芯菜もこれも本当に美味しい!」と、一気にタイ料理のイメージが変わっていたようです。
聞いてみれば一度都内で日本人向けのタイ料理屋に行ったものの、どうにもなじめなかったとのこと。
タイ料理苦手イメージある人ってこういうタイプ多いですよね。
インド料理についてもいえることですが、やはり現地の味そのまんまの方が美味しい可能性高いです。
続いて出てきたパッタイもちゃんと現地味。
友人もいたく気に入ったようで良い感じ。
しかし待てど暮せどパネーンもサティも出てきません。
着席してから1時間以上はたっていたのですが、念の為聞いてみると「今カラ作ルヨー!」と。
この調子だと電車の時間に間に合わなさそうだったので、理由を伝えてその2つはキャンセル。
笑顔で「OK!」と。
ゲーンキャオワーンとパッタイが予想以上に量があったので、3人だとこのくらいでちょうどお腹一杯にもなったのでこちらとしては助かりました。
それらを全部食べ終わってから店を出ようとしていると、最初に出て行った常連さんたちが戻ってきました。
「そろそろ空いてるかなーと思って。」
「マタ来タ!」
ここで一同爆笑w
さらに追い打ちかけるように、「空イタケド今日ハ疲レタカラ終ワルヨー!」と爆笑するおばちゃんw
お客さんも一同さらなる大爆笑w
常連さんも爆笑しながら帰っていきましたw
他の常連さん達も「この店がこんなに混んでるのはじめて見た」と笑いながら。
他もオーダー通っていないものだらけだったようですが、皆さん笑顔で受け入れてました。
最後にお会計。
値段はどれほどのものかと思っていると、おばちゃん僕等のテーブルを見て少し考えて、「ウーン… 3000円!」とw
安すぎますよwww
3人とも緑茶も飲んでいたんです。
それに2人前以上あろうかというゲーンキャオワーンとライス、2人前くらいのパッタイ、そして空芯菜炒め。
全部で3000円ってwww
やっぱり良いお店でしたw
マイペンライ精神を理解していないと、こういうお店はダメかもしれませんが、館山の方はなんとなくマイペンライな雰囲気だったりするので、館山でも愛されているお店なんだろうなと思いました。
また館山に行くことがあれば是非再訪したいお店です。
今度こそパネーンを食べたい!
評価:★★★☆

