
カトマンドゥ「ダウンタウンカフェ」チャナマサラ
カトマンドゥは街中を歩いていてもそこらじゅうでネパール料理を食べられます。
ネパール料理専門店から、なんでもあるカフェまで、どこでもだいたいネパール料理を置いてあります。
考えてみれば香港もそうですし、タイもそうですし、アジアにおいてはそれが主流な気がしますが、日本はちょっと違いますね。
カフェで蕎麦や牛丼は食べることがなかなかできませんから。
というわけでネパールの平均的カフェ。
朝から営業しているんですが、朝に行ってみるとやっているんだかいないんだかわからない状態。
受付におじさんがいたので開いてるか聞いてみると開いているということだったので2階へ。
しかし店内真っ暗。
スタッフは寝てましたw
誰もオーダーも取りに来ないので帰ろうとすると受付のおじさん「おお。ごめんごめん。」と笑顔で店員達に指示。
やっとオープンしたわけですw
オーダーを取りに来てくれた青年に、メニューは全てできる?と聞くと「できるよ!」とのことだったので、チャナマサラとロティを注文。
すると「ロティはできない」とw
できるって言ったばかりでしょあんたwww
ではナンとかその他焼き物はどうなんだ?と聞くと、全部できないとw
まぁ良いですw
では単品でチャナマサラにします。
チャナマサラはごくごく平均的なお味。
グリーンチリが生で入っているのがお国柄でしょうか。これがあるだけで美味しくなりますね。
日本でももっとグリーンチリが一般化すれば良いのに。
ドリンクはバダムシェイクをいただいたのですが、甘くて普通に美味しかったです。
値段もネパールの平均的な感じでしょうか。ドリンクと合わせて500円いかない感じ。
やっぱり一般的な方が行くお店は安いですね。
評価:★★★

カトマンドゥ「クリシュナファストフード」カジャセット
こちらはかなりハードコアなお店。
何しろ外観こんな感じです↓

店内入るともっとハードコアで、メニューがありません。
薄暗くて明かりも満足にない状態。
ネパールは電力不足なので明かりがちゃんとしていないことが多いんです。
高級店でも昼間はあまり電気をつけようとしないくらいですから、ここのように超絶庶民店だと薄暗いくらいが普通なんでしょう。
メニューはありませんでしたが店員さん、一応英語は通じるので何とかなりました。以下会話。
僕「メニューください。」
店「メニュー無いのよ。」
僕「おぉ。そしたら、カレーが食べたいんですが。」
店「カレー?」
僕「タルカリでも良いですし、ククラコマスとかカシコマスとか、カレー味であれば何でも。」
店「カジャセットならすぐ出せるけど、どう?」
僕「いいですね。ではそれでお願いします。」
店「ベジ? ノンベジ?」
僕「ノンベジでお願いします。」
店「ノンベジだと水牛になるけど大丈夫?」
僕「大丈夫です。おいくらですか?」
店「130ルピー。」
僕「OK! ではコーラも一緒にお願いします。」
130ルピーとは、だいたい130円から150円くらいな感じです。
激安www
綺麗とはいえないお店ですが、まぁ大丈夫でしょう。
水は危険なのでコーラにしましたが。珍しくコーラにしてみたのは店内にコカ・コーラの宣伝的ポスターがいっぱい貼ってあったからです。
出てきたカジャセット。130円とは思えない豪華版!
写真ではわかりにくいですが一番下にチウラが敷き詰められ、その上に野菜のタルカリ、バトマスサデコ、豆色々、水牛のチョエラ、野菜のかきあげ的パコラ、そして豆のスパイシースープです。豆率が高いですがそれでもこれだけ沢山乗っているとは。
しかもどれもちゃんと美味しいんですよ。
肉質はそれほど良くはありませんでしたが味付けが完璧。
凄いなぁ。
店内現地の方しかいませんでしたが、朝からそれなりに入っていたので人気店なのでしょう。
大満足でした。
コーラとカジャセットの相性も良かったです。
評価:★★★★☆

タメル「インヤン」ゲーンキョウワンヌア
日本のインドネパール系のお店に行くと、何故かタイ料理まで置いてあることが少なくありません。
現地ではどうなのかといえば、ネパール料理店にタイ料理は置いていないんです。
ではタイ料理店に行ったらどうなんだろう?ということでタメル地区の老舗、インヤンに行ってきました。
店内は広々としていて落ち着いた空間。
お客さんは外国人が多いです。
現地の人はあまりタイ料理を食べないのでしょうか。
メニュー見るとタイ料理メイン。ですが、コンチネンタルメニューということで各国料理もいただけます。
ネパール的なものもありました。
このあたりの精神が日本のインドネパール料理店にも出ているのでしょうね。
せっかくタイ料理店なのでゲーンキョウワンとライスを注文。
辛いの大丈夫ですか?と聞かれたので、大好きですと答えました。
出てきたゲーンキョウワン、レストラン的濃厚なベクトル。
タイ本国の味とはどことなく違うのですが、これはこれで十分な美味しさ。
具にカボチャが入っているのが珍しく、それがまた合っていました。
値段もそれほど高くなく、良い感じのお店でした。
評価:★★★☆

タメル「Curry Kitchen」フィッシュカリー、ロティ
インヤンのすぐ近くで見つけたお店。カリーキッチンというそのまんまな店名にひかれて入ってみました。
カレーはインド系がメインの様子。
ネパール料理もありましたが、インドカレーというか、外国人の思うカレーがここにあるという感じで、実際にお客さんはほとんどがヨーロッパ系外国人でした。
フィッシュカリーをロティでいただきました。
ネパールは山国なので正直魚はどうかと思ったんですが、それを確かめる為にも。
魚の質は流石に良くありませんでしたが、カレーの味は意外と良い感じ。
日本のインドネパール系の当たりなお店という印象です。
ロティも素朴な美味しさ。
値段も高くなく、日本円にしたら500円くらいなので十分満足。
これもまたネパールカレーのひとつなんですね。
評価:★★★☆


カトマンドゥ「utsav」ノンヴェジコース
カトマンドゥ最後の食事はこちらで。
高級ネパール料理店です。
店内は広く、落ち着いた雰囲気。
団体客が多く、入る時に「予約はありますか?」と聞かれて「予約してません」と答えたのですが、団体客の周りくらいの席に案内されました。
結果的にその団体客向けにネパールダンスのパフォーマンスがあり、それを見れてラッキー。
衣装を替え、民族ごとのダンスということで説明もあり、勉強になりました。
カレーはノンベジのコースで注文。
最初にポップコーンが出てくるのはネパールの高級店のお決まりスタイルのようです。
そして揚げたじゃがいもとモモが出てくるのもどこも一緒。
美味しいのも一緒ですが、こちらのお店は上品な味付けでした。
カレーはククラコマス。カレーもサグもダルもどれも上品でさっぱりした方向性。
お店によって少しずつ違いがあるものですね。
評価:★★★★

カトマンドゥ「Hot Breads」チキンティッカエッグロール
おまけ。
ネパールにはカレー的なパンがあるのかどうなのか、色々なパン屋を見ましたがどこでもたいていあったのがこのチキンティッカエッグロールです。
こちらはカリーキッチンとどうやら経営が同じ。
同じ建物の一階にあり、店員さんも一部同じでした。
買っておいて翌日食べたのですが、正直これは可もなく不可もなしといったところ。
カティロールのできそこないみたいな感じで、大味でした。
とりたてて安いわけでもなく。
不味いわけでもないんですがね。
評価:★★☆
以上、4日間のネパールでしたが実質3日ほどだったのでそこまで色々と食べることはできなかったのですが、どこで食べてもほぼ美味しく、安いお店も多く、カレー的には充実した旅となりました。
大久保エリアのネパール料理店の味もほぼ変わらず、値段もあまり変わらないというのが本当に奇跡的で、ネパールに行くことにより、大久保の凄さを確認する形になりました。
今回はカトマンドゥしか行けなかったので、いずれポカラにも行ってみたいなと思います。
ただ、砂埃が酷すぎたので、それを忘れた頃というか、工事が落ち着いた5年後とか10年後くらいで良いかな(^^;)
それを差し引いてもネパールは素敵な国でした。
人々が優しい!
大好きな国でしたが、より好きになって帰ってきました。
ネパール最高\(^o^)/