
目白「旬香亭」カツとブラックカレー

サラダとスープ

ドライカレー

サラダと味噌汁
目白駅前のトラッド目白というおしゃれなビルの2階にある洋食店です。
カツカレーを食べ歩いているとポンチ軒という名店にいずれ辿り着くのですが、ポンチ軒のシェフは赤坂フリッツで腕を振るっていた方。
フリッツは現在赤坂にはなく、春日に新しい形で存在しているのですが、ポンチ軒、フリッツ、共に美味しいカツカレーがいただけるお店なんです。
そしてそのフリッツは元々旬香亭とのつながりがあったというか、関連するお店だったという話を聞いておりました。
ランチタイムに訪問。
レストランエリアのような場所にあるお店ですが、明るくて開放感あるお店。
僕はカツとブラックカレーをいただきました。
連れは夏季限定メニューのドライカレーを注文。
まず最初にサラダとスープから。
サラダがカレーによって違うんですね。
カツカレーの方はキャベツの千切りメイン。そしてこのキャベツが透き通るような薄さでシャキっとしていて美しいです。
一方ドライカレーはズッキーニなどの夏野菜を使ったもの。
確かにドライカレーにはこのサラダの方が合いますし、カツカレーにはキャベツが合うわけで、よく考えられています。
ドレッシングが美味しいのも忘れてはいけないポイント。
スープはにんじんのポタージュ的なもので、さっぱりとしながら自然な甘味が美味しく、この後のカレーを期待させるものでした。
連れは味噌汁をセレクト。
こちらも味見させてもらったところ、優しく上品な出汁の旨味を感じるものでした。
そしてカツカレー。
カツの揚げ具合は完璧です。
カツはご飯の上に乗せ、カレーはかかっていない状態であり、塩、マスタード、ウスターソースも一緒に出してくれるので、とんかつ自体を楽しむこともできます。
そしてカツの下には焼きナスが隠れていて、嬉しいサプライズ。
これがまたカレーにも合うんですよ。
カレーはシンプルな美味しさ。カツのソースとして機能するタイプのカレーソース的な形。
よくカツにカレーかけてしまうのは邪道だなんてのたまう御仁もいますが、そういう方は本当に美味しいカレーソースというか、カツに合うように作られたカレーを食べたことがないだけなんじゃないかと思うんです。
実際こちらのカツ、塩でも美味しいしウスターソースでも美味しいですが、カレーに浸して食べるのが一番美味しいんですもの。
ドライカレーも肉の旨味がスパイスでギュっと凝縮されていて、夏季限定なのがもったいないと思うほど。
お値段は決して安くないのですが、お値段以上の満足感を得られるので結果的に安いとも思えるくらい。
既に洋食としては名が知られているわけですが、カレー界隈にはまだそれほど知られていないお店ですが、これはカツカレー好きなら知らないでいるのは損。
流石の名店ですね。
評価:★★★★