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カレー日記



「都内某所」カレーライス




都内某所のバー。
2週間に1回のペースでカレーが出る。
しかもそれが独特で美味しい。

そんな噂を聞きつけて行ってきました。

確かにこのカレーは面白いです。
フルーティーでありながらもしっかり辛さがあるカレー、チキンスープで炊いたライス、それにアルジーラ的なものと、パクチーと柿の和え物、紫玉ねぎのスライスが添えられていて、これをざっくりと混ぜて食べるスタイル。

ジャンル分け不可能な完全オリジナルカレーです。
専門店にも負けない美味しさと言えるでしょう。

シェフは洋食、和食の経験がある方で、この場所に移転する前からスープカレーなどを出していたのだそうです。
そしてそれが絶品だったと。
移転してカレーを出さなくなってしまったのですが、常連さんの熱い要望に応えて2週間に1回だけ形を変えたカレーを出すようになったとのこと。

ただ、カレー専門店ではないのでカレーで知られたくないということで、情報公開はしないでくださいとのことでした。

これだけ美味しいのであればカレーで集客できると思うのですが、お店のスタンスはそれぞれ。
カレーが無くとも常連さん達に愛されているお店なのはとても感じました。
これでお店が成り立っているのですから、まわりはどうこう言う問題ではありません。
店主さんのやりやすいようにお店は運営されるべきですから。
紛れ込ませていただき、ありがとうございました。

評価:★★★☆

カレー日記



渋谷「6curry」カレーバトル3種



会員制、住所非公開のお店です。
会員と一緒に行けば非会員でも行けます。
一見禁止のお店と同じシステムです。
会員になると月会費を払うことによってカレーが基本無料になるのだとか。

この日は仲の良いシェフがカレーバトルに参加しているということで応援に行きました。

3人のシェフによるカレーあいがけを味わい、投票するというシステム。

カレーはそれぞれ美味しかったですよ。
満足しました。
カレー代が非会員は2000円(会員は1000円)だったのも、イベント料金と考えればそれは別に高くはないと思っていました。

しかしこのイベントが僕にはきつかった。

突然現れる司会者。
映像を使いながらこのお店のコンセプトについて説明したり、カレーについて説明していく。
それは良いのです。
ただそのコンセプトが僕には本当にきつかった。

ざっくり言うなら「カレーを通じて出会おう」というもの。
いきなり隣の人とハイタッチしてくれと。「Hi Curry!」の掛け声で。

いやいやいやいやいや。
僕はただカレーが食べたいだけなんですよ。
出会いなんか求めてないんですよ。

出会いたいという人を否定するわけではありませんしお店のコンセプトも否定はしません。
しかし、そうじゃない人もいるということを全く無視したイベントの展開に頭痛がしました。

司会者の方が一言「無理強いはしませんのでそういう方はそのようにおっしゃってくださいね」と言ってくれれば何の問題もないのです。
しかし、ハイタッチして当然、しないやつは寒いみたいな空気になってしまって。。。

その後も隣の人と自己紹介を強制的にさせられて頭痛は悪化。

カレーバトルの結果を最後まで見届けたかったのですが食べ終わって早々に会計を済ませて立ち去りました。

このようなイベントを楽しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
その方が多数派なのかもしれません。
しかし、このようなイベントが苦手だという僕のような人間もいるのです。

知らないで行った僕が悪いのですが、そういう方が少しでも減ればと思っての情報共有という意味で書きました。

行ったことがある人によれば、普段はイベントではないのでそこまでの雰囲気ではないそうです。
だとしてもこの空気感、僕は苦手です。

純粋に一人でカレーを食べたいだけの人はお気を付けください。

逆にカレーを通じた出会いを求めている方にはおすすめのお店です。

評価:★★☆

カレー写真



荻窪「トマト」ビーフタンカレー+季節の野菜




チキンカレー+チーズ




荻窪「馬来風光美食」ビーフルンダン




フィッシュヘッドカレー

カレー写真



有楽町「ブラン亭」チキン&キーマ卵付き




飯田橋「極哩」チキン、ビーフ、キーマ




月島「ボンテ」カレーマカロニチーズグラタン




木場「和印道」ハイデラバーディアルビンディマサラ




シェズワンチキンチャーハン




ベジマンリュリアン




上板橋「こそっと」カレーらあめん、goさんのライスカレー




高円寺「青藍」スパイシービーフカレー定食

カレー日記



新橋「蔵のや2号店」カリーヴルスト




蔵のやポテトサラダ(カレー味)




ローストビーフチーズ巻きカレー風味




かつて「スパイスドランカーやぶや」という名店がありました。
間借りでありながらコース仕立てのスパイス料理。そしてコースなのに〆にミールスを持ってくるというとんでもないスタイル。
しかし全ての料理が最高に美味しくて、お腹一杯なのに残すのがもったいなくて全て食べずにはいられないお店でした。
開店から半年ほどで食べログ百名店にも選ばれたのですが、その後すぐに閉店。
店主の藪さんが、間借りやってみて色々と気づいたことがあり、もっとちゃんと修業したいということでまた飲食系企業に就職し、その味を食べられる機会が無くなっていました。

と、思いきや、その就職した企業が運営する日本酒バーの店長としてこちら蔵のや2号店にいたのです。
信頼を得たことにより、ある程度自由にやらせてもらえるようになったということで、裏メニューでスパイス系の料理を出すことも出てきました。

そんなわけで食べに行ったのですが、何とこの日が最終営業日でした。
1号店は残り、そちらに移るということですが、藪さんのおまかせスパイスメニューはまたしばらく食べられなくなってしまうというのは寂しいです。

カレーを食べた後だったのですがおまかせでお願いしました。

出てきたのがカリーヴルスト。
メニューにはありません。
酒粕で漬けたという大ぶりのソーセージに即興で作ったカレーケチャップソース。
ザワークラウトは無いので代わりに添えられた白菜の浅漬け。
このセンス、やっぱり藪さんだ! 素晴らしい\(^o^)/

味も最高で、今まで色々なお店でカリーヴルスト食べてきましたが、これが一番と思える美味しさに大満足です。

カリーヴルストと一緒に食べたのが蔵のやポテトサラダ。
こちらはレギュラーメニュー。
ポテトサラダ自体はごく普通なのですが、それにカレー味の沢庵が乗っていて、食べるとカレーとマヨネーズの相性の良さを感じる逸品。
良いおつまみです。

そしてローストビーフのチーズ巻きカレー風味。
ローストビーフも売りのお店ということで、それでチーズを巻き、揚げて、スパイスで仕上げてくれました。
これも芳醇な旨味で印象に残る美味しさでした。

日本酒バーですから日本酒も色々と飲ませてもらい、最終営業日ということを感じさせない楽しい夜となりました。

先述したように1号店に移るということで藪さんのおまかせはまたしばらく食べる機会が無くなってしまったのですが、その腕は全く衰えていません。
いつか独立する日を夢に見ながら、ファンとしてはその時を待ちたいと思います。

評価:★★★★

カレー日記



高円寺「gmgm」ピンクカレー




カッサータ



高円寺の線路沿いにあるドライフラワーカフェgmgm。
ドライフラワーカフェとは何ぞ?と思って入ってみると、まず店内が沢山のドライフラワーで飾られてありました。
そして出している料理にもエディブルフラワーがたっぷりとあしらわれていて、実にファンシーな世界観。

何故ここに僕のようなおじさんが来たのかと言えば、それはもちろんカレーがあることに気づいたからなのです。

カレーはピンクカレー1種のみ。
ココナッツミルクを使用したタイカレー的なカレーであり、チキンと野菜、そしてエディブルフラワーが満開という可愛らしいカレーです。
店内も薄いピンク色だったのですが、そんなお店の雰囲気にもぴったりで、タイカレー好きな方なら満足できるであろう無難な美味しさでした。

カッサータはアイスケーキ。
こちらもドライフルーツやドライフラワーで実に綺麗。

映え映えです。

これは若い女子に人気ありそうだなと思っていたら食べ終わる頃にはまさに若い女子で満席。
おじさんは僕一人。

花と小父さんという曲を思い出してしまいました。

食べ終わって早々にお店を出ましたが、おじさんの中に眠った乙女心を呼び起こされたような気持ちになりました。
そして僕は急いで家に帰って花とお話をしたのでした。

評価:★★★☆

カレー日記



高円寺「大江カレー」チキンカレー




魚介カレー(真鱈)




クローブチャイ




2019年、都内でもカレーのお店が急激に増えた感がありますが、特に高円寺界隈と渋谷界隈のカレー店増加が顕著だったように感じています。
そんな高円寺で年末にオープンしたお店がこちら大江カレー。

新宿の名店草枕で働いていた方が独立してオープンさせたお店とのこと。

メニューはチキンカレー、野菜カレー、魚介カレーの3種。
これにドリンクがつくセットです。

2人で行き、チキンと魚介をシェアしました。
魚介は日替わりで、この日は真鱈のカレーでした。

まずチキン。
辛さを選べるのですが3にしたところ、ドンピシャなスパイス感!
ビシっと決まったスパイシーなカレーになっていて美味しいです。
草枕よりももっとガッツリとパンチある印象。

真鱈のカレーは魚介の旨味にスパイスを重ねた旨味推しのカレー。
こちらは辛さ2でしたが、2と3だと結構違います。
というか、魚の旨味が甘味に近く感じられ、それによって辛さが控えめに思えるのかもしれません。
そしてこちらはこのくらいの辛さがベストと思える奥深い美味しさでした。

どちらのカレーもじわじわと美味しいんです。
一口目より二口目、二口目より三口目が美味しくなっていき、最終的に食べ終わったときの満足感がかなりのものとなります。

あいがけはしない方針なのですが、これは確かにあいがけではなく一皿で完成された味と言えるかもしれません。
2人で行ったからシェアしたのですが、2人もシェアしたのは一口ずつくらいで、お互いに気に入った方をほぼ1人で平らげてましたから。
ちなみに僕がより気に入ったのはチキンです。

さらに食後のチャイも美味しかった。
こちらもスパイス感も甘味もしっかりしたインド的マサラチャイ。

高円寺のカレーがますます盛り上がってきました。

カレーの見た目もお店の雰囲気もシンプルですが、シンプルイズベストなカレーだと言えるでしょう。

評価:★★★☆

カレー日記



浅草「バー ゴッチャ」カレーライス



和食も中華も洋食も、カレーもラーメンもパスタもピザもあるというバー。
バーなのにこんなに料理が充実しているというのがまず驚きですし、その料理がちゃんと美味しくてさらなる驚きです。

お店は4階と5階の2フロアでかなりな広さ。
店員さんの数もそれなりにいらっしゃって、これがちゃんと回っているということがこちらのお店の安定した人気ぶりを証明していると言えるでしょう。

カレーがあると聞いて連れて行ってもらったのですが、最初に食べたのは油淋鶏。
これがちゃんと美味しい。
どうやら料理長がかなりの料理好きというか、こだわりのある料理人らしく、全ての料理に手を抜いていないんだそうです。
素晴らしい。

そしてカレーライス。
挽肉と野菜が渾然一体となったカレールーはフルーティーな甘味が最初に感じられ、後から辛さが追いかけてくる仕様。
純粋に美味しいです。
一般的な人にも、カレー好きにも満足できる味だと言えるでしょう。

メニューにはカレーライスのみですが、常連さん向けにカレーをバゲットで出したり、ピザ仕立てにしてくれたりすることもあるそうです。
このカレーで食べるピザ、きっと美味しいだろうなぁ。

バーですからお酒の種類ももちろん豊富。
焼酎の品ぞろえが良かったです。

お酒を飲む時も美味しいものを食べたいという方は、覚えておいて損のないお店ですよ。

評価:★★★☆

カレー日記



東武練馬「飛鳥」カレーライス、餃子



東武練馬駅近くにある古びた町中華です。
外観も内観も相当な年季を感じさせる雰囲気。
お店の雰囲気と良く似合うご夫婦が切り盛りされています。

こういったお店としては珍しく、昼時は満席で少し並びも出る程の盛況ぶり。
開店時間直後に行ったのですが、空いている席は既に2席。そこに滑り込みました。

頼んだのはカレーライスと餃子。
カレーメニューはカレーライスのみです。カレーラーメンもカレー炒飯もカツカレーなんかもありません。
出てきたカレーを見て納得。

昔ながらの黄色いカレー。
ノスタルジックチャイニーズイエローカレーです。
豚肉と玉葱と人参が具。
これを中華スープとカレー粉と塩で味付けてとろみをつけたもの。

このタイプのカレーはラーメンには合いませんし、カツが乗るのも蛇足。
カレーライスであることに意味がちゃんとあるわけです。

食べてみたらこれがちゃんと美味しい。

黄色カレーとしては入谷の名店東嶋屋のものと近いベクトルであり、味のレベルもそれに次ぐ美味しさでした。
素晴らしいなぁ。

餃子はほぼ野菜。パリっとした焼き具合でこちらも美味しい。
しかも何も言わずともカレーと餃子が出てくるタイミングがほとんど一緒という仕事ぶり。

ご夫婦は軽く口喧嘩しながらも時には笑いあい、絶妙のコンビネーション。
こういうところも含めて本当に素敵なお店ですね。

昔ながらの町中華ここにあり。
町中華好き、黄色カレー好きならわざわざ行って損のないお店ですよ。

評価:★★★☆

カレー日記



東武練馬「一庵」蓮根肉詰め天ぷら(カレー塩)




和食を中心とした居酒屋です。
カレーは無いことがわかっていたのですが、カレーを食べた後にもう少し飲みたくなり、こちらにうかがいました。
行きつけのカレーが美味しい居酒屋みっちのマスターがおすすめしてくれたからです。
美味しいお店は美味しいお店に聞くのが一番間違いないですから。

みっちのマスター曰く「カレーは無いんだよ。いや、ランチでたまに出してたな。でも今ランチやってないんだよ。カレーは無くてもさ、何食っても美味いから、カレー食べなくて良い時とか、カレー食べた後とかに行ってみなよ。」と。

カレー食べなくて良い時は僕にはありませんから、カレー食べた後に小腹空いてたので行ったわけです。

まず頼んだのはタコのカルパッチョ。
これがいきなり最高!
タコがとろとろ。塩味も酸味も完全なるバランスの良さ。

そして出汁巻き玉子。
これも最高!
火入れ具合も卵と出汁の量のバランスも完璧。

何という調和。

そして蓮根肉詰め天ぷら。
配膳の際におかみさんが「こちらはカレー塩でどうぞ」と。

カレー塩!!!!!

まさかカレー味のものが食べられるとは思いませんでした。
そしてこの蓮根肉詰めがまた最高で。
蓮根の穴の部分に挽肉が詰められていて、蓮根が非常に肉厚なので蓮根8に対して肉2くらいの割合なのですが、カレー塩が確かに合う!
塩だけで食べるより、天つゆで食べるより、醤油で食べるより、これはカレー塩ですよ。

素晴らしい。
和食はあまり食べない僕ですが、何故かというと根本的に和食に魅力を感じないということもありますし、あまり美味しい和食に出会った経験がないからということもあります。
しかしこういうお店を知ると和食に対するイメージも変わってきますね。

ランチじゃなくとも、こちらのお店のカレーを食べてみたい。
きっと美味しいだろうなぁ。

ちなみに他の揚げ物は必ずしもカレー塩ではないようです。
ちゃんとその素材ごとに食べ方を変えているというこだわり。
素敵です。

みっちのマスターありがとう!
そして一庵さん、美味しい料理をありがとう!

評価:★★★☆
プロフィール

AKINO LEE

Author:AKINO LEE
ミュージシャン、ヴォイストレーナー、アイドルプロデューサー、作詞家、作曲家、振付師、ライター、俳優、イベントオーガナイザー等、様々な分野で精力的に活動中のアーティストAKINO LEEの公式Blog。

2006年11月より、一日最低一食以上カレーを食べる「毎日カレー生活」を開始。
いつしか毎食カレー生活となり、現在も継続中。

基本的に本ブログは、カレーの事ばかりです。
が、稀に別の事も書きます。

基本的にカレーの種類でカテゴリ分けしていますが、場所で調べたい場合は、左下にある検索窓で駅名を入れてください。
そうすると、カテゴリの名前と、その右に「カレー日記」と出てきますので、その「カレー日記」をクリックしてくれれば関連するカレー屋が出てくるはずです。

基本的に自分の為のカレー備忘録なので、コメントやトラックバックはつけられない設定ですし、カレーブログを専門的にやってらっしゃる方に比べると内容が薄いですが、カレー屋探ししている方の参考に多少なりともなれれば幸いと思い、更新していく所存です。

基本的に一度食べたカレーを再度重複して上げる事はありません。
しかしあまりに美味かった場合や、一度アップした事を忘れている場合はその限りではありません。
という訳で毎日カレーを食べている割には更新が毎日ではないのですが、俺が毎日どんなカレーを食べているのか興味あるという方は、ツイッターの方をフォローしていただければ、そちらで「本日のカレー」として食べたカレーを全てアップしております。

@lee_otokage

基本的にこちらのブログはカレー生活の途中からつけはじめたもので、以前書いていたブログは諸事情あり消えてしまっています。
カレー生活始めだしてからのカレーについてはmixiの方に全てまとめてありますので気になる方はそちらもどうぞ。

mixi ID 142205

基本的に…という言葉を文章の頭につける事が多い人間には、詐欺師が多いと某著名人に言われた事があります(^^;)

基本的に詐欺師みたいなもんですが、カレーに関しては正直です。
よろしくお願いいたします!

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