
六本木「餃子de巴里」牛バラ厚切りスパイシービーフカリー

羊肉餃子
餃子好きとカレー好きで飲もうということになりまして、どちらにも嬉しいお店はないものかと探してみたらあるんですねこれが。
餃子とカレーを売りにしたバー、餃子de巴里。
店内は怪しげな雰囲気とおしゃれな雰囲気が共存。
装飾物として配置されたレトロなカメラの数々や、赤と黒を基調とした色味、そして暗めの照明。
さらには1人でお店を切り盛りしていた男性がスキンヘッドでヒゲということも含めて、全てトータルでひとつのアートになっているなと感じました。
メニューは餃子が色々。
カレーは牛バラ厚切りスパイシービーフカリーとスリランカチキンカリーの2種。
ハーフサイズもあるということでどちらもハーフで行こうと思ったらこの日はチキンが売切れ。
ビーフをフルサイズでいただきました。
まず餃子。
羊肉餃子と昭和の餃子。
焼きか水か選べるということで焼きで。
昭和の餃子は所謂普通のと言いますか、多くの方が思い浮かべる餃子です。
皮がモチっとしていて焼き具合はパリっと。
中のあんは野菜と肉のバランスも良く、美味しいです。
羊肉が個人的には一番好みでした。
ギュっとつまった羊の挽肉。
羊の味を真正面から感じる肉肉しさ。
マトンの焼きモモのような。
もうひとつ、坦々餃子を。こちらは水餃子のみということだったので水で。
坦々ソースで食べる餃子もおつまみとして実に良い感じです。
そしてカレー。
コールスロー添え。
ご飯の上にはスリランカのポルサンボル(ココナッツふりかけ的なもの)があしらわれていました。
カレーの色味はかなり黒。
スリランカにはゴラカを使った黒いカレーがあります。
また、日本の洋食店などでスリランカカレーと謳った焙煎スパイスを使用した黒カレーがあったりもするんですが、こちらは後者に近いイメージ。
牛バラはドカンと大きなものが真ん中に鎮座。
この旨味がグレイビーにも行きわたった奥深い味わいです。
辛さはそれほどでもなく、やはりスリランカ料理というよりは洋食屋のスリランカカレーといった雰囲気。
こういうのも好きです。
ドリンクも凝っていてローズマリージントニックなど、スパイスやハーブを使用したお酒も楽しめます。
凄いお店を開いた人がいたもんだと調べてみたら、際コーポレーションの経営なんですね。
流石です。
際コーポレーションとは紅虎餃子房等を展開している中華メインでありながらも様々な業態の飲食店を手掛ける企業。
昔からカレーに対するこだわりが半端ではないんです。
チェーン店と侮れない攻めまくったメニューも多く、常に楽しませてくれるお店が多いので個人的に大好きなチェーン。
だからこそのクオリティ。
だからこその内装のアート感。
頗る納得しました。
評価:★★★☆