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福岡カレー日記(メーク)



大濠公園「meek」ココナッツレッドカレーと豚ドライカレーおかず


大濠公園駅近くのタイ料理店メーク。
日本人シェフが作るタイ料理が福岡のグルメの間でも話題となっているそうで、行ってきました。

ランチタイム、メニューはココナッツレッドカレーと豚ドライカレーにおかずがついたセットの1種のみ。
カウンター中心の雰囲気ある店内。
少し待って出てきた料理はご飯に豚ドライカレーと副菜のような形で様々な野菜料理やカオマンガイのチキンが一切れ乗っていると言うカラフルかつ豪華なもの。
別皿でレッドカレーです。

まず豚ドライカレーを食べてみて、と言うか、見て思いました。
ひょっとしてこれはクアクリンムーでは?と。
食べてみると辛さこそ控えめですが確実にクアクリン。
ジューシーなタイプでご飯との相性がとても良く、非常に美味しいです。

クアクリンとはタイ南部の料理で挽肉の激辛ドライカレー的なもの。
現地ではクアクリンの専門店もあるのですが日本ではまだまだ少なく、東京でもクアクリンを出しているお店は数える程。
それが福岡で楽しめるとは嬉しいことです。

レッドカレーも素材の美味しさを感じる引き算の仕上げで、だからこそこのクアクリンや他のおかずが乗ったプレートとの相性が良かったです。

個人的には前々からクアクリンをご飯に乗せて副菜で彩ったカレーに汁物のゲーンを添えて出せば流行るのではないかと考え、友人のカレー店主に勧めたこともあったのですが、まさにその形に福岡で出会えるとは。

日本人シェフだからこそのタイ料理。
おすすめです。

評価:★★★★

福岡カレー日記(ゴーガン)



渡辺通「GohGan」スパイシークラブカレー、博多産小麦を使ったパスタ




GFFC


クレームブリュレ マサラチャイ風味


インド料理と他の料理をフュージョンさせたモダンインディアンというジャンルがあるのですが、これの世界的な有名店にガガン(現在はガガンアナンド)があります。
タイのバンコクにお店があり、予約の取れない人気店です。
僕もタイに行った際に何度か行こうと試みたのですが予約が取れず、予約なしでもランチならいけるという情報もあったのですがそちらも人気で入れず、結果的にガガン出身のシェフが運営する別のレストランで食べてその片鱗をうかがったという程度なのですが、とにかく面白さと美味しさが融合したお店でした。

そんなガガンのシェフと福岡のフレンチのシェフが手を取り合い、一緒に始めたというお店がこちらゴーガンです。

周囲のグルメな方々の意見を見るに賛否両論といったところだったのですが、自分で確かめねばわかりません。
というわけで一人で行ってきました。

川沿いのお店はとにかくおしゃれでロケーション抜群。

メニューはアラカルト中心。
コースかと思っていたのですが自分が好きなものだけチョイスできるのは嬉しいです。
しかも一人客にはハーフサイズを用意してくれ(メニューによります)、予想以上にリーズナブルでした。

まず最初にパニプリがお通しとして出てきました。
と言ってもパニではなくビシソワーズ入りのプリなのですが、このあたりがちょっとしたフュージョン感。

最初にGFFCというフライドチキンから。
こちらはガガンのレシピでマリネしたチキンを揚げたもの。
手づかみでガブリといきましょう。
ストレートにチキンの美味しさが感じられて良いです。

メインはスパイシークラブカレーを。
主食を選べるのですが博多産小麦を使ったパスタにしました。
博多は麺料理が有名ですから。

カレーはクリーミーとスパイシーさが調和したもの。
蟹肉も贅沢に入っており食べ応えがあります。
パスタもクリーミーなこのカレーとの相性が良く、美味しくいただきました。

デザートにクレームブリュレのマサラチャイ風味でフレンチとインディアンの融合。

他にも博多の名物をモダンインディアンに落とし込んだような料理がいくつか見られ、気になるものも多かったです。

本気のモダンインディアンを期待しすぎると物足りないかもしれませんが、逆にアラカルトで好きなものをカジュアルに楽しめるのはとても嬉しいことであり、そういう意味ではこのスタイルの料理を味わえるお店はまだまだ少ないので貴重な存在です。

記念日のデートなどに使うと喜ばれそうなお店でしたよ。

評価:★★★☆

福岡カレー日記(ミドリストア)



大橋「ミドリストア」サオジ ライスロティセット


インドのど真ん中、ナーグプルの名物料理にサオジというものがあります。
福岡はもちろん東京でも知名度がまだまだ高くない料理で、僕自身インド料理も色々と食べている方かと思うのですが初めてこちらで食べました。

よくインド料理は北と南で全然違うものと言われることも多く、実際そうなのですがナーグプルは中央。
料理は北寄りなのか南寄りなのかというと、サオジに関していえば完全に北の料理に近いもの。
オイリーでスパイシーです。
こちらのサオジを作っているのは日本人シェフなのですが、現地でも認められサオジアンバサダーを任されるほど。
味はほぼそのまま、辛さのみ日本人に食べやすいように控えめにしてあるとのこと。
と言っても程よい辛さです。
現地仕様の辛さにもできるようで、辛いものを食べ慣れている友人がそれを食べた際には相当辛く、大変だったとのこと。

何れにしても骨つきチキンの旨味がグレイビーに行き渡っていてインド料理らしい美味しさでした。
バスマティライスとのセットが基本ですがロティもつけられるとのことでロティセットにしたのですが、こちらも素朴な美味しさでサオジとの相性が良く、美味しかったです。

兄弟でお店を運営されており、お兄さんがサオジ担当、弟さんはフェニックスというまた違うカレーを作っていて合いがけもできるようです。
今回はサオジを勧められたのでそちらを食べましたが、また違うカレーも食べてみたいと思えるお店でした。
特に福岡で日本人によるカレーのお店というとスパイスカレーが多く、中にはスリランカや南インドのお店もあるのですが、北インド寄りの味で日本人が作るというのは貴重な存在だと思います。

評価:★★★☆

福岡カレー日記(一平)



小倉「一平」カレーラーメン、餃子


小倉駅近くのラーメンのお店なのですが、カレーアイテムが充実しています。
朝10時から営業開始というのも嬉しいポイント。
開店時間に行くと既に半分くらい席が埋まっており、人気の高さがうかがえます。

カレーラーメンは福岡らしいラーメンにカレー粉を加えた形なのですが、これが合う。
とんこつは癖があるので好き嫌いは分かれるところだと思いますが、カレーのスパイスは癖があるものとの相性が良いので、このラーメンにも合っていました。

一緒に餃子も頼んだのですが、福岡らしく一口餃子で10個も。
これも嬉しいですね。
コスパ良く、仕事もスピーディーでサクッと食べたい時に良いお店です。

他にカレー丼やカレーチャーハンもあり、ラーメン好きのみならずカレー好きにも見逃せないお店でした。

評価:★★★☆

福岡カレー日記(虎家)



香春口三萩野「虎家のパン」カレーパン


小倉のソウルフードだと聞いたこちらのお店。
朝5:30から営業で8:00には売り切れていることも多いという人気。
カレーパンとあんドーナツがおすすめ。
しかも50円(2023年4月現在)と聞いたら気になってしまい、5:30に起床して行ってきました。

店内入ると明るくにこやかに「おはようございます! まだ全てのパンがございますよ!」と。
朝にこの挨拶は嬉しいですね。

カレーパンだけ一ついただいたのですが、終始元気な対応で快いです。

まだ開店時間近くということもあって揚げたてのカレーパン。
食べてみると中身は玉ねぎの食感が少し残っている玉ねぎカレー。
カレーは昔ながらの黄色いカレーというイメージですが、この玉ねぎが良い感じで美味しいです。

少し小さめではありますが、これが50円は凄いこと。
地元住民に愛されていることがよくわかりました。

評価:★★★☆

福岡カレー日記(KALA)

旦過「KALA」スパイス会席




イベリコべジョータ肩ロースと若松トマトのおでん おもちビンダルー




舌平目のポリチャトゥ 太陽の子ソース




仔羊と納豆のサモサ 2種のチャトニで




比内地鶏のビリたんぽ  いぶりがっこのアチャール



日本が世界に誇るモダンインディアンの名店が中間から小倉へ移転しました。
2023年春はスパイス会席というコース。
徹頭徹尾素晴らしい!

特に気に入ったのが、
イベリコべジョータ豚肩ロースと若松トマトのおでん おもちビンダルー。
これは僕が今までKALAで食べたものの中でも一番気に入りました。
出汁が強い。それに負けない豚の強さ。
KALAは塩味がかなり引き算なことで知られているのですが、和食は塩味をある程度利かせないと成立しないジャンルなので、その中でどれだけKALAを感じられるのかと思っていた中で、この料理は最もKALAらしくなく、それでいて同時にKAL Aらしいという矛盾が調和した凄み。
とんでもないですよこれは。

僕はあまり酒が強いタイプではないので、お酒の数を減らしたコースでお願いしたのですが、料理はもちろんお酒も素晴らしいものばかりで。

さらにはBGMが料理と合わせて演歌だったのも元々ミュージシャンなシェフならでは。
特に雪漫々の青唐辛子づけを飲んだ時に愛燦燦が流れたのは最高でした。
音楽と料理の親和性まで考えているお店は稀有なのですが、僕は本業が音楽なので、この辺りの考え方には深く共感しました。

24000円のコースだったのですが、それが安いと思える内容でした。

インドでモダンインディアンの有名店にも食べに行きましたが、KALAの方が面白さも美味しさも上だと僕は思います。
日本が世界に誇るべきモダンインディアンの超絶名店です。

評価:★★★★★

福岡カレー日記(CSGO)



南小倉「CSGO」ラッサムキーマ+温玉辛口


スパイスカレーのお店です。
店内入ってみると実に整理されて清潔感あふれる空間。
これだけで期待感が膨らみます。

カレーは色々とあり、トッピングの組み合わせでも楽しめる形。

どれにしようか迷ってしまいますが、それぞれおすすめトッピングのセットもあるのが嬉しいところ。
ラッサムキーマには温玉がおすすめとのことでそれを。
辛口にすると料金が少し加算されますが青唐辛子が増えるとのことでそちらで。
加算されても1000円ちょっとです。

まずラッサム。アロマ感がしっかりとある程よい酸味のラッサム。美味しいですね。これだけでもいけます。
キーマはジューシーで安定感ある美味しさ。
途中からこれを合わせてみると調和して美味しさの掛け算が生まれます。

副菜やご飯にも工夫があり、店内同様しっかりと整理されて調和を感じるカレーでした。

同行者はカツカレーを頼み、味見させてもらったのですが軽やかなチキンカツで美味しく、値段も安くて驚きました。

毎日でも通える価格と味。
整理された調和を感じるスパイスカレーの名店ですよ。

評価:★★★★

福岡カレー日記(シュンパンラボ)



平和通「シュンパンラボ」とろとろ温玉とA5黒毛和牛のカレーパン、スフレチーズケーキ


小倉駅から続くアーケード商店街をふらふらと歩いていると美味しそうなパン屋さんを見つけました。
カレーパンはあるかなと入ってみるとちゃんとあります。
温玉のカレーパンとソーセージのカレーパン。温玉にしてみました。

店内見るにどうやら甘いパン推しの様子。特にチーズケーキの量が多かったのでスフレチーズケーキも一緒に。

まずカレーパン。
カレーパンとしては珍しくハード系のパン。
その中に後から入れたと思しき温玉と黒毛和牛カレー。上からチーズを乗せてさらに焼きを入れた形。
これ、美味しいです。
あえて後から加えるというのはカレーパンとしては珍しいのですが、だからこそのこのパンの魅力も、カレーの魅力も損なわれていないのです。
渾然一体ではないからこその良さを感じました。

スフレチーズケーキもふわふわ。甘さ控えめで美味しい。
ふらっと見つけたパン屋さんは当たりでした。

評価:★★★☆

福岡カレー日記(資さんうどん)



平和通「資さんうどん」カレーぶっかけうどん+ちょいたしごぼ天、肉


福岡名物の一つである「うどん」。
福岡にはうどんのチェーン店がいくつもありますが、その中でも北九州で生まれたのが資さんうどんです。

肉にごぼ天が乗ったうどんが有名ですが、カレーうどんもあります。
というわけでカレーうどんを。
トッピングも色々とあり、ハーフサイズのトッピングもできるのが嬉しいところ。
通常サイズでトッピングしようと思ったら、店員さんが「もし量が多いと思うならね、ハーフサイズもできるのよ。」と優しく教えてくれました。
こういう一声、とても嬉しいですよね。
せっかくなのでごぼ天と肉をそれぞれハーフでトッピングしました。

うどんにカレーをそのままぶっかけたものですが、このカレーがまずちゃんと個性がある美味しさ。
甘味と旨味がメインですが、その後でスパイス感もあるのです。
うどんは非常に柔らかい福岡スタイル。
歯を使わなくても切れるくらいのふわふわふにゃふにゃ加減。これが逆に良いのです。

ごぼ天も肉も期待通り。
チェーン店でこのクオリティは素晴らしいですよ。
平和通駅近くのお店は24時間営業なのも嬉しいところ。

朝カレーにも良いですし、飲んだ後のしめカレーにも良いです。
北九州を代表するカレーうどんですね。

評価:★★★☆

福岡カレー日記(サキ)



旦過「Spunkycurry saki」本日のプレート


旦過の喫茶店で営業する曜日限定の間借りカレー店です。
こちら、福岡のカレー屋さんが集まるお店ということで、つまりはプロが通うお店ということ。
気になっていたお店にようやく訪問となりました。

この日のメニューはブリのアラのミーンコランブ風、シマチョウのデビル味噌焼きをメインに副菜が色々。
という以上に、一番のメインはタケノコの木の芽味噌添えですね。
とにかくデカい!

さらに別皿で蟹のアンブルティヤル風も出てくるというとにかく豪勢な内容。

品名からもわかるように南インドだったりスリランカの要素もあるのですが、最終的には和を感じるような料理。
だからこそ日本人にも食べやすく、特にカレー好きには面白い料理の数々でした。

この日も福岡のカレー屋さん、カレーマニアの方々が集まっていた上に、大阪の名店のシェフも来ていて、全国的注目度が高いお店なのだなと再確認。
店主さんも非常に人懐っこいといいますか、おしゃべり上手で楽しい方なのも、人が集まる理由の一つと言えそうですね。

評価:★★★☆
プロフィール

AKINO LEE

Author:AKINO LEE
ミュージシャン、ヴォイストレーナー、アイドルプロデューサー、作詞家、作曲家、振付師、ライター、俳優、イベントオーガナイザー等、様々な分野で精力的に活動中のアーティストAKINO LEEの公式Blog。

2006年11月より、一日最低一食以上カレーを食べる「毎日カレー生活」を開始。
いつしか毎食カレー生活となり、現在も継続中。

基本的に本ブログは、カレーの事ばかりです。
が、稀に別の事も書きます。

基本的にカレーの種類でカテゴリ分けしていますが、場所で調べたい場合は、左下にある検索窓で駅名を入れてください。
そうすると、カテゴリの名前と、その右に「カレー日記」と出てきますので、その「カレー日記」をクリックしてくれれば関連するカレー屋が出てくるはずです。

基本的に自分の為のカレー備忘録なので、コメントやトラックバックはつけられない設定ですし、カレーブログを専門的にやってらっしゃる方に比べると内容が薄いですが、カレー屋探ししている方の参考に多少なりともなれれば幸いと思い、更新していく所存です。

基本的に一度食べたカレーを再度重複して上げる事はありません。
しかしあまりに美味かった場合や、一度アップした事を忘れている場合はその限りではありません。
という訳で毎日カレーを食べている割には更新が毎日ではないのですが、俺が毎日どんなカレーを食べているのか興味あるという方は、ツイッターの方をフォローしていただければ、そちらで「本日のカレー」として食べたカレーを全てアップしております。

@lee_otokage

基本的にこちらのブログはカレー生活の途中からつけはじめたもので、以前書いていたブログは諸事情あり消えてしまっています。
カレー生活始めだしてからのカレーについてはmixiの方に全てまとめてありますので気になる方はそちらもどうぞ。

mixi ID 142205

基本的に…という言葉を文章の頭につける事が多い人間には、詐欺師が多いと某著名人に言われた事があります(^^;)

基本的に詐欺師みたいなもんですが、カレーに関しては正直です。
よろしくお願いいたします!

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