九州カレー日記

福岡 薬院大通「チャクラ」ミールスマスカラス
福岡カレー激戦区にある個性的なお店です。
何が個性的なのかというと、南インド料理でありミールスと、メキシコ料理を掛け合わせた「ミールスマスカラス」がいただけるお店なんです。
元々はエルフラミンゴというメキシコ料理店だったそうで。
しかし紆余曲折ありまくって今のスタイルになっていたんだとか。
その歴史は店頭にある3枚にも及ぶ張り紙でことこまかに書いてあります。
あえてここでは触れませんが、感動的なお話なのでお店に行った際には是非読んでみて欲しいですね。
そんなわけでミールスマスカラス。
面白いのはトーレンがサボテンだということ。
さらにはタコスがついていたり、インド料理のカチュンバルがメキシコ的にサルサメヒカーナだったり、基本はあくまで南インド料理なのですが、髄所にメキシコが混ざってくる感じが実に楽しいです。
スタイル的には完全なる変化球ですが、味は直球の美味しさ。
素材の味を活かしたシンプルなスパイス使いで、量的にはそれなりにあるのですがしつこくなく、最後までスプーンが止まりません。
女性でもきっといけそうな爽やかな印象の味付けです。
カレーに限らず、福岡は塩を使う量が少な目だと聞いたことがあるのですが、まさしくそんな印象をこのミールスでも受けました。
日本中どこを探しても、世界中どこを探しても、このスタイルのカレーはこのお店でしか味わえないでしょうね。
貴重で素敵なお店です。
評価:★★★☆