九州カレー日記

福岡 祇園「マノマ」赤金時豆と大根のダルカレー
福岡県。祇園駅と呉服町駅の間くらい。
古本とカレー。
謎の立て看板に惹かれてそちらへ向かってみるとガレージのような建物が。
店内は薄暗く、殺風景。
それなりに広いのですが使えていない空間が多く、奥にあるキッチンとカウンター、そしてテーブル。
周囲には本棚と展示物。ソファーもありました。
なんとも不思議な空間です。
テーブル置こうと思えばあと2つおいてもゆったりしているくらいの空間に1つしかテーブルがないのですから。
しかしそれが嫌な感じなわけではなく、秘密基地感があるといいますか。
本棚のラインナップも個人的にツボで、純文学からポルノ小説まで多種多彩。
基本的にはお酒を飲む場所のようです。
食事のメインにすえてあるのが日替わりカレー。
この日は赤金時豆と大根のダルカレーという野菜カレーでした。
ラムチャイ飲みながらカレーをいただくことに。
カウンターには常連らしきお客さんが語らっていたのですが、広いせいかあまり気にならず。
この贅沢な空間はそういう効果もあるんですね。
カレーは優しい美味しさ。
ジャンルでいえばスパイスカレーの範疇に入るのですが、オリジナルカレーというのが一番良いかもしれません。
カレーもオリジナルですが店のスタイルもかなりオリジナル。
この空間の使い方は東京ではなかなかできないこともあり、非常に面白いお店だと感じました。
もし僕が福岡に住んでたら時々通って色んな本をゆっくり読むんだろうなぁなんて。
評価:★★★☆