九州カレー日記

博多THE LIFE「The Curry Universe」中華カレープレート
博多THE LIFEでカレーイベントを開催させていただきました。
今回は旅の途中のミニマムでリラックスしたイベントということでお声かけしたシェフは六本松moritoneriの竹井さん。
モリトネリは開店1年以内でミシュランプレート受賞という大躍進かつ大注目のお店です。
竹井さんはご自分のお店のことのみならず、未来へ向けて色々なことを考え、動いている方。
既に福岡から全国へ向けてカレー文化の裾野を広げる為に動き出しています。
そんな方だからこそ、今回のカレーも一人ではなく、若手二人を加えたユニットとしてカレーを振る舞ってくれました。
テーマは中華。
若手二人がカレーを担当。竹井さんは副菜を担当です。
ちゃいまいさん担当のチャイニーズベイガンキーマ。所謂麻婆茄子カレーです。
こちらは絶妙な油加減とスパイス加減。
挽肉も良いものを使っていて、麻婆茄子としても最高に美味しいものが確かにカレーに寄っている見事な中華カレーでした。
これだけでご飯沢山食べられてしまうような美味しいカレー。
思い出すとまた食べたくなるやつです。
嗚呼、既に食べたい。
カレー高校生ちひろ君が担当したのは白麻婆カレー。
こちらは崩し豆腐と野菜をベースとした非常に優しいカレー。
ちひろ君は高校生ながら福岡の名店で修業した実力と知識の持ち主。
だからこそ、このプレートの中で「引き算」を進んで担当するという凄さ。
その若さでトータルのバランスを考えて自分が引き算を担当し、しかもそれが最高に正しい形で提示できるなんてとんでもないです。
そして竹井さんはお二人のカレーを見てから副菜の内容を決めるというバランサーの役割。
内容も、じゃがいもとクコの実サラダ、人参の食べるドレッシング、豆苗のポルサンボル、黒胡麻のポルサンボル、紫キャベツのポリヤル、ニラとカシューナッツのピックルというラインナップ。
南インドやスリランカの料理に中華の食材を合わせたスタイルであり、スパイスの使い方が先に上げた二つのカレーで使っていないものを加えることにより、多角的に美味しくなると同時に健康的なバランスも完璧になるというとんでもない完成度。
凄まじい!
本当に美味しくて本当にヘルシーなプレートとなりました。
イベント当時は大雨で動員も危ぶまれたのですが、予定より多めに作ったプレートが見事完売。
福岡の方のカレー愛を感じるイベントにもなり、おかげさまで大成功でした。
福岡、やっぱり大好きな街です。
評価:★★★★☆