カレー日記

入谷「東嶋屋」カツカレー
入谷と三ノ輪の間くらいにある東嶋屋。
こちらはお蕎麦のお店ですが、蕎麦以外のメニューも充実しており、昔ながらの町の蕎麦屋といった雰囲気。
カレーもあるのですが、ここのカレー、蕎麦屋のカレーのスタイルでありながらも他とは一線を画した個性派です。
黄色い塩カレーと呼ばれるこちらのカレー。
確かに黄色です。
お冷の中にスプーンがつっこまれた形も懐かしい。
昭和のカレーってこういう黄色いカレーが結構ありましたが、そのカレーをイメージして食べてみると、それとは違うんですよ。
出汁の旨味をしっかりと感じる独特のカレーであり、豚肉と玉葱の具も程良く、福神漬けにも合います。
ウスターソースがお盆に乗ってきたのでカツにウスターソースをカツに少しかけてみれば、その分深みが出て欧風カレーに少し近づき、カレーに卓上の七味唐辛子をかけてみればその分香って大阪系のスパイスカレーに近づくという面白さ。
何もかけずにこのまま食べれば、ここにしかない味です。
あくまで蕎麦屋のカレーです。
カレー専門店のカレーと比べるのが難しい、別物と考えた方が良いでしょう。
しかし、その蕎麦屋のカレーの中でも、これだけ個性があり、ちゃんと美味しいカレーはなかなか出会えません。
個人的になかなか行けないエリアですが、タイミング合わせてまた行ってみたいお店です。
評価:★★★☆