カレー日記

千葉 千葉「ベンガルタイガー」ベンガルタイガーバターチキンカレー、ロティジャラ

シンガポール風チキンライス

フィッシュ65
千葉駅から歩いて7~8分、住宅街の中にぽつんと佇むお店です。
店名からしてベンガル料理のお店かと思いきや、全然違うんです。
ではどんなお店なのかというと、モダンインディアンをカジュアルにしたようなお店。
シェフはインドの西ベンガル出身で、インド、マレーシア、シンガポールで修業を積み、五つ星ホテルのヘッドシェフをつとめていたという輝かしい経歴の持ち主。
インドだけではなく、マレーシアとシンガポールというのがポイントです。
このあたりの経験から、ただインド料理なのではなく、オーセンティックなインド料理の良さは残しながらも、他の地域の料理と組み合わせた、オリジナリティあるモダンインディアンを作り上げることができているというわけです。
看板メニューのベンガルタイガーバターチキンカレーは見目鮮やかな一皿。
濃厚なバターチキンの上には芽葱、アマランサス、四川花椒菜を合わせたものがあしらわれ、エディブルフラワーが飾られているという芸術度と創作度の高い、他には無いバターチキンです。
これを食べてみれば、濃厚でありながらもフレッシュな野菜がそれを中和し、香りと食感を加え、ただ濃厚なだけではない変化のあるバターチキンとなっていました。
凄い!
通常はパラタがついてくるのですが、マレーシア料理のロティジャラを合わせてみたらこれがまた最高!
このセンス、とんでもないですよ。
しかもこれが通常1080円、ロティジャラに変えても1280円でいただけるという破格っぷり!
モダンインディアンのお店でこれが出てきたら3000円くらいしそうなものですし、3000円と言われても文句ない美味しさなのですが、それがこの値段って奇跡です。
マレーシア、シンガポール料理の経験もあるということで、シンガポール風チキンライスも頼んでみたら、こちらも最高!
まずチキンのスープからして美味しい。
チキンの旨味はしっかり出ていながら雑味は全く無く、ずっと飲み続けていたくなるような美味しさ。
チキンも柔らかく、タレも美味しく、きゅうりを細かく刻んだものが乗ることによって食感が良くなり、軽やかに変化します。
全て計算づくなんです。
そしてフィッシュ65がまた素晴らしかった。
65といえばチキンかゴビが代表的ですが、それをワカサギで作っちゃうセンス。
そしてワカサギがまた65に合う合う!
なんだろうなぁ。
色々と凄いし、美味しいし、安い。
さらには接客も素晴らしいし、内装も良い感じ。
久しぶりに感動しました。
これはもう千葉カレー界の至宝。
遠路はるばる行く価値のあるお店ですよ。
僕もまた遠路はるばる行かなくちゃ!
評価:★★★★☆