カレー日記

神楽坂「つぼみのかおり」あいがけカレー(チキン、あさり)
東京においても間借りカレーがすっかり定着した感があります。
かなりの勢いで増えたので、味の良さはもとより、いかに個性を出していくかが生き残れるかどうかの生命線となるわけですが、神楽坂の本多横丁にも間借りカレーのお店ができていました。
つぼみのかおり。
とても風情のある店名です。
カレーはチキンとあさりがメイン。それに日替わりのカレー。
副菜は「まごわやさしい」をテーマにした和を感じさせるもの。
「まごわやさしい」とは、日本の伝統食に使われる食品の頭文字をとって覚えやすくした言葉。
まめ
ごま
わかめ
やさい
さかな
しいたけ
いも
これを縦読みしてください。「まごわやさしい」となるわけです。
このまごわやさしいに限っているというわけではなく、それが多めに入った副菜といった感じなのですが、これが先述したように和を感じさせるところが神楽坂という街の雰囲気にも合っていて良いです。
カレーはトマトが印象的なチキンと、ココナッツベースでマスタードシードが印象的なあさり。
どちらもスパイスカレーの王道的な美味しさで、こちらは特に目立って個性があるわけではないのですが、安心して食べられるカレーです。
これに副菜を混ぜていくと、最終的に和風スパイスカレーとなって個性が出てくるという形。
良いですね。
カレーで個性を出すのはなかなか難しいですが、このように副菜で個性を出していくスタイルも今後増えて行きそうな気がします。
そして、それもまたスパイスカレーの魅力のひとつであり、間借りカレーの面白さのひとつだと思っています。
評価:★★★☆