関西カレー日記

京都 三条「バーカオス」カレーライス(キーマ、牡蠣、ラッサム、麻婆)

キウイとバジル

ラベンダー、すだち、胡椒&バイマックルー、ガランガル

ゴールデンキウイ、カシミールサフラン
まず最初に言っておかねばならないのは、こちらのお店はあくまでバーであり、カレーのお店ではないということ。
カレーだけの注文のお客さんはNGのお店です。
でもここに来たらカレーだけで終わらせるわけにはいきません。
スパイスやハーブなどを漬け込んだジンがとにかく豊富に揃えてあるのです。
最初にキウイとバジルのジンからスタート。
キウイの甘味とバジルの香りにジン。
これは美味しいなぁ。
マスターも一見コワモテですが実に飄々としたキャラクターで話し上手。
トークも盛り上がります。
カレーに合わせるならどのジンが良いですか?と聞くと、ラベンター、すだち、胡椒のジン。もしくはバイマックルー、ガランガルのジンが良いとおすすめしてくれました。
悩みまくっていると、「だったらどっちもハーフサイズで出しましょうか?」と。
それはありがたいのでそうしてもらいました。
この日のカレーはキーマ、牡蠣、ラッサム、麻婆の4種類が乗ったワンプレート。
豪華です。
全てがバランス重視で考えられた味付けであり、スパイス使い。
ひとつひとつ美味しく、混ぜてまた美味しい。
そしてお酒と合わせてさらに美味しくなるカレーです。
カレーに合わせる用にとおすすめしてくれたジンはどちらも最高で。
ラベンダーの方はカレーがより洋食的に感じられ、バイマックルーの方はカレーのエスニック度合いが強まります。
面白い。
そして美味しい。
食後にもせっかくですからジンでしめようとまたおすすめを聞くと、ゴールデンキウイとカシミールサフランが一番良いですということだったのでもう言われるがままにそれを。
最初もキウイから始まったのでまたキウイ?とも思っていたのですが、これがまた違った味になっていてこの流れをしめくくるのに最高でした。
ここでのおすすめは、今回のように食前酒としてのジン、そしてカレーと合わせるジン、食後のデザート的なジンと、少なくとも3杯は飲むこと。
それによってカレーの美味しさも引き立ってくるように感じました。
マスターのトーク含めて本当に面白いお店です。
京都の夜カレーとして覚えておくべき名店ですよ。
評価:★★★★