カレー日記

東武練馬「飛鳥」カレーライス、餃子
東武練馬駅近くにある古びた町中華です。
外観も内観も相当な年季を感じさせる雰囲気。
お店の雰囲気と良く似合うご夫婦が切り盛りされています。
こういったお店としては珍しく、昼時は満席で少し並びも出る程の盛況ぶり。
開店時間直後に行ったのですが、空いている席は既に2席。そこに滑り込みました。
頼んだのはカレーライスと餃子。
カレーメニューはカレーライスのみです。カレーラーメンもカレー炒飯もカツカレーなんかもありません。
出てきたカレーを見て納得。
昔ながらの黄色いカレー。
ノスタルジックチャイニーズイエローカレーです。
豚肉と玉葱と人参が具。
これを中華スープとカレー粉と塩で味付けてとろみをつけたもの。
このタイプのカレーはラーメンには合いませんし、カツが乗るのも蛇足。
カレーライスであることに意味がちゃんとあるわけです。
食べてみたらこれがちゃんと美味しい。
黄色カレーとしては入谷の名店東嶋屋のものと近いベクトルであり、味のレベルもそれに次ぐ美味しさでした。
素晴らしいなぁ。
餃子はほぼ野菜。パリっとした焼き具合でこちらも美味しい。
しかも何も言わずともカレーと餃子が出てくるタイミングがほとんど一緒という仕事ぶり。
ご夫婦は軽く口喧嘩しながらも時には笑いあい、絶妙のコンビネーション。
こういうところも含めて本当に素敵なお店ですね。
昔ながらの町中華ここにあり。
町中華好き、黄色カレー好きならわざわざ行って損のないお店ですよ。
評価:★★★☆