名古屋カレー日記

愛知 名古屋「あかつ亭」2種盛(大根とサバ、チキンマサラ)+豚バラマサラ
スパイスカレーも全国に広がり、各地で食べることができるようになりました。
名古屋にもその波は確実に押し寄せてきているのですが、その中でも先駆者とも言える存在があかつ亭です。
昼はスパイスカレー、夜はダルバートという個性的なスタイルで、名古屋でも有数の行列カレー店となっています。
12時前に到着するとそこそこの並び具合。
店員さんが途中で確認しに来るのですが、その対応が非常に丁寧で好印象。
こういうお店は待っていたくなりますね。
45分程待って入店。
店内はカフェ的な居心地よい雰囲気です。
メニューは3種類あったのですが、その中から大根とサバのカレー、チキンマサラカレーに2種盛にしてもらいました。
トッピングに豚バラマサラも追加で、ご飯は少な目オーダーです。
まず大根とサバ。
大根の出汁の旨味が染み込んでいます。
しみているという以上に、しみしみです。
噛むと出汁の旨味がじゅわっと広がり、それがスパイスと混ざり合って柔らかい旨味と刺激的な美味しさの化学反応が起こります。
サバは身の大きさとしてそれほど存在感は無いものの、大根にもサバの旨味が染みているのでサバを食べている気持ちはかなり満たされます。
チキンマサラは王道のチキンカレーなのですが、こちらは副菜との相性が良い感じ。
そしてトッピングの豚バラマサラ。
これがまた良かった。
大き目の豚バラがゴロゴロと。マサラ、つまりスパイスで味付けているのですが、これ自体もほぼカレーなので実質三種盛りになるというお得感。
非常にバランスの良いスパイスカレーだなと感じました。
スパイスカレーも増えたことにより、見た目だけそれっぽくて特に個性がないようなお店も少なからずある昨今ですが、こちらのカレーは王道のスパイスカレーでありながらも、こちら独自の美味しさを作り上げることができており、並ぶ価値のある名店だと感じました。
評価:★★★★