静岡カレー日記

静岡 富士宮「籠と風呂敷」2種盛り(マスタードチキンカレー、牛豚ペッパーキーマ)

チャイ
水が美味しい場所で作るカレーは美味しくなるという説を以前から提唱しているのですが、富士山の伏流水が水道から出るという富士宮でもその説を再確認いたしました。
籠と風呂敷。
なんとも風情ある店名。
ランチタイムにうかがうと満席の人気。
既に地元の方に人気の様子です。
メニューは日替わりだそうです。
僕が食べたのはマスタードチキンカレーと牛豚キーマカレーの2種盛り。
マスタードといっても辛くはありません。
店主さんも「辛いカレーが作れないんですよ」と優しい笑顔でおっしゃっていましたが、マスタードシードの香りが心地よいマイルドなカレーです。
スパイスがガツンときいているというタイプではなく、じわじわときいてくる感じ。
ボディーブロー的スパイス使いです。
東京や大阪、さらにはインドもそうなのですが、水が美味しくありません。
そのような場所でカレーを作る場合はスパイスがガツンときいたものにした方が美味しくなります。
しかし、こちら富士宮や、福岡や佐賀や大分や長野や北海道など、水が美味しいと言われる場所で作られるカレーは、スパイスがガツンときいていないからこそ美味しくなるようなカレーに出会えることがあります。
こちらもまさにそれ。
牛豚キーマも素材の切り方だったり火入れに丁寧な仕事ぶりが感じられて好印象。
美味しいなぁ。
しみじみとじんわりと美味しい。
聞けばこのエリアでは最近スパイスカレーのムーブメントが起き始めているそう。
こちらのお店も開店3ヶ月(2020年2月現在)だそうで、注目しておいて損はないエリアであり、お店だと思いました。
これからもっともっと美味しくなっていきそうなお店ですよ!
評価:★★★☆