カレー日記

高円寺「エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター」ツインビリヤニ

鯖ビリヤニ

ロイヤルカッチビリヤニ

骨付きマトンビリヤニ

炊き待ちセット
南インド料理をマニアのものではなく一般層に浸透させた存在として名高いエリックサウス。
東京駅地下街にできた一号店を皮切りに、永田町、名古屋、渋谷と店舗を広げ、それぞれのお店が少しずつ違うコンセプトであることも面白く、また、エリックサウス出身のシェフが独立して構えたお店は人気店が非常に多く、様々な意味で令和のカレー業界を牽引する存在と言って過言ではありません。
そんなエリックサウスが2020年3月に新店舗を高円寺でオープンさせました。
しかも今度はビリヤニセンターですよ!
南インド料理のみならず、日本におけるビリヤニの普及においてもエリックサウスの存在は非常に大きなものであることは誰もが認めるところなのですが、そんなエリックサウスだからこそのビリヤニに特化した新店舗というわけです。
ちなみにビリヤニのみならず南インド料理、カレーもちゃんとあります。
しかしこちらのメインはあくまでビリヤニ。
注文が入ってから炊き上げる様々なビリヤニは常時6種類以上用意されているそうです。
中にはツインビリヤニというビリヤニのあいがけ的なものまであるからたまりません!
ツインビリヤニはチキンとマトンキーマの2種あい盛り。
チキンビリヤニはエリックサウスの看板メニューのひとつでもある安定感ありまくりの逸品。
そしてマトンキーマビリヤニ。
これですよ。これが実に良いんです。
マトンビリヤニは今までも他のエリックサウスで食べることができましたが、マトンキーマのビリヤニが正式メニューに加わるのはここが初。
そしてこれ、挽肉だからこそその旨味がバスマティライス全体に均一に行きわたるんです。
日本ではまだキーマビリヤニを出しているお店は少ないのですが、出している所は軒並み美味しいものになっていて、それをここで提示し普及させようとするエリックサウスイズム、イナダイズムは流石の一言です。
これは流行っちゃいますね確実に。
他のビリヤニも美味しいですよ。
鯖ビリヤニなんて鯖好きにはたまりません。
少々辛めに仕上げた鯖。
レモンや香草と一緒に炊き上げることにより、臭味は押さえられ、旨味のみが凝縮されて一段階上に押し上げられています。
ビリヤニに合わせるグレイビー(カレーソース)もナワブチキン、サランの2種類から選べるという心遣い。
多角的に素晴らしい!
そしてさらに素晴らしいことには、炊き待ちセットというものがあるんです。
こちらのビリヤニはひとつひとつ炊き上げるので待ち時間が20~30分くらいかかります。
その間に楽しめるおつまみという、実に気の利いたセットですね。
キャロットラぺ、スンダルサラダ、チキンピックルとラッサムというセット。
これが500円ってのは安すぎます。
このあたりの価格設定もエリックサウスならではであり、エリックサウスじゃないとできないものでしょう。
他にも色々と食べたのですが、全て素晴らしかったです。
しかしここではあえて書かずにおきましょう。
自分で食べに行って確かめてみてください。
ちなみに正式オープンは3月11日。
ただでさえカレーが盛り上がっている高円寺がさらにカレーで盛り上がっていくことになるでしょう!
評価:★★★★