カレー日記

赤羽「暖母」オムカレー
ファミレスが無かった昭和中盤頃までの時代にファミレス的存在だったのが喫茶店です。
朝から夜遅くまで営業し、メニューの幅も広く、一人で行っても友達と行っても恋人と行っても家族と行っても良い感じに使えるという。
ファミレスが増えてからはこのような喫茶店が少なくなってしまったわけですが、東京の下町にはまだまだこういうお店が少なからず生き残っているんですよね。
こちら赤羽の暖母もまさにそんなお店。
暖母と書いてダンボと読むそのセンスも昭和的で味わい深いです。
メニューの幅も広いのですが、カレーもちゃんとあります。
普通のカレーにドライカレー、オムカレーに焼きカレーも。
オムカレーはドライカレーにオムレツ乗せ、さらにカレールーがけということで、2種類のカレーが楽しめるものだったのでそちらをオーダーしました。
サラダと味噌汁とウーロン茶がついて800円って安いですね。
プラス50円でドリンクをアイスコーヒーに変えることが可能ということで、アイスコーヒーにしてもらいました。
ドライカレーは炒め具合が程良く、油とご飯とカレー粉の量のバランスが適切で、ベーコンが入っているのがなんだか嬉しいです。
ベちゃっとせずカレー粉の香りが立ったドライカレー、なかなかありそうで無いんですがこのドライカレーはそれができていました。
オムレツは程良い火入れ。
カレールーも黄色味がかった懐かしい美味しさ。
こちらは出汁の旨味がメインでスパイス感は弱めなのですが、味噌汁を飲んでからまたカレーに戻ると不思議とスパイス感が際立つという仕様。
昔ながらのスタイルでありながら、他になかなかないオムカレーに満足。
お店の雰囲気も含めて好きです。
評価:★★★☆