カレー日記

宝町「レストランサカキ」黒毛和牛のビーフカレー、エビフライ
宝町駅近くにあレストランサカキ。
1951年から続く老舗です。
昔ながらの洋食かと思いきや、確かに昔ながらの雰囲気は残しつつも、現代的に洗練された進化する洋食とでも言いましょうか、ありそうでない料理がいただけます。
それもそのはず。四代目のシェフは老舗の名前に胡坐をかかず、世界各国の名店で修業し、その上でお店を継いだという経歴の持ち主。
その経歴があるからこそ、昼は洋食、夜はフレンチというスタイルなのです。
ランチタイムに訪問。
黒毛和牛のビーフカレーに、エビフライを一本単品でいただきました。
カレーは洋食的カレーでありながら、やはり一味も二味も違うんです。
ほんのりビターで、ふわっとスモーキーで、しっかりとスパイシー。
欧風カレー的フルーティーさを想像するとまるで違うベクトルですし、洋食屋の黒カレーを想像してもやはりそれとも違うという。
そんなカレーに甘味と旨味を凝縮させたような黒毛和牛。
この肉が美味しいからこそカレーが引き立ち、カレーが美味しいからこそ肉が引き立つような。
他にありそうで無い素晴らしいカレーですね!
エビフライも凛々しくピンとまっすぐに揚げられ、タルタルソースも個性ある美味しさ。
サラダやドレッシングにも確かな技術と知識を感じます。
これが合わせて2000円でお釣りがくるというのはむしろ安いですよ。
洋食の名店であり、洋食系カレーの名店。
覚えておいて損の無いお店です。
評価:★★★★