カレー日記

静岡 富士宮「籠と風呂敷」
静岡県は富士宮にある新進気鋭のカレー店「籠と風呂敷」。
仕事で名古屋へ行った帰り、時間があったので静岡寄ってカレー食べて帰ろうと、静岡に面白そうなカレーは無いか調べていたんです。
そんな中で見つけたお店。
ほとんど情報が無い中、妙に気になった店名。
どんなカレーを出すお店かすらわからなかったのですが、ピンと来たので連絡してみました。
すると店主さんは僕を知ってくれていた。
ならば行かねばなるまいということで行ってみたら美味しくて。
その後不思議な縁で、こちらのお店の常連さんが僕のバンドのファンだったことが判明。
その方が僕のCDやらカレー本やらを店主さんにプレゼントしてくれたそうです。
それを受けて店主さんがTwitterで「こうなったらうちの冷凍カレー送りつけちゃおうかな」的なことをつぶやいていたので、「是非!」と返したら、こんなに沢山送ってくれましたw
10個ですよw
丁寧に付箋付きで何カレーかわかるように送ってくれたのですが、我が家の冷凍庫の雑然ぶりに二つだけ付箋が無くなってしまいまして。。。
とりあえず二つずつあいがけでいただいたので全部簡単にまとめます。

和風チキン改、そら豆キーマ中華風
さっぱり系の出汁の旨味を感じる和風チキン。
そら豆の食感と独得の風味が活きたキーマ。
どちらも美味しいです。

ヤゲンナンコツキーマ、マトンローガンジョシュ
やげん軟骨をそのまま叩いてキーマにしたヤゲンナンコツキーマはコリっとした食感が楽しくて。
マトンローガンジョシュはインドのオーセンティックな料理。
創作系のお店だとばかり思っていたのですがオーセンティックも正しく美味しい所にポテンシャルを感じました。

ポークビンダルー、キーママタル
オーセンティック美味しいじゃないかと思ってオーセンティック二つ。
ゴア地方の名物ポークビンダルーにインド料理の基本的定番キーママタル。
どちらもやっぱり美味しい。
そしてオーセンティックでありながらも良い意味で日本らしさもあり、唯一無二の味でした。

マスタードチキン、カゴフロ的ポークカレー
マスタードチキンはベンガル地方のイメージ。
ポークカレーはインドと日本の融合。
どちらも水の良さというか水の美味しさを感じました。富士山の伏流水のパワーですね。

梅チキン、ヤングコーンと豚のペッパーキーマ
梅の酸味がタマリンド的役割を果たす梅チキン。
ヤングコーンと豚のペッパーキーマはペッパー感がメインでシンプルなスパイス感。
梅チキンと合わせるととても相性が良かったです。

あさり、苺ポーク
最後に付箋がなくて何だかわからなくなっていた二つをあいがけ。
あさりカレーと苺ポークカレーでした。
あさりは旨味の塊ですから、それが存分に出たカレー。
そして苺ポーク。
これが面白い。甘味と酸味は苺由来。つぶつぶのスパイスは何かと思ったんですが、これ、苺の種ですね。それがポークと合う合う。
どれも美味しいのみならず楽しさがあり、楽しみながら作っていることが想像できるカレーばかりでした。
まだ新しいお店なのですが、こういうお店は経験上、どんどん美味しくなるんですよ。
魯珈なんかも最初から美味しかったんですが、楽しみながら作っているからどんどん美味しくなって日本一の人気店になりました。
最近だと上板橋スパイスフォースも楽しみながら作っているから行く度に味が進化しているんです。
籠と風呂敷もまさにその系統。
期待大のお店です。
コロナ禍収束したらまた是非とも行きたいお店のひとつです。