大阪カレー日記

本町「百薫香辛食堂」あいがけ(チキンマライティッカ、インディアマトンカリー)+鯖のチャツネ
大阪カレーの人気店でミシュランビブグルマンも受賞した定食堂金剛石の姉妹店です。
金剛石よりもこちらの方がよりインド的であり、カレー感が強い。そんな印象を受けました。
いただいたのはチキンマライティッカとインディアマトンカリーのあいがけに、鯖のチャツネをつけて。
ご飯の量も選べるのですが小サイズで。
マライティッカをわかりやすく言うなら辛くないマイルドな骨なしタンドリーチキン。
通常はタンドール料理、つまり焼き物として出てくる料理なのですが、こちらのはそれがカレー仕立てになったもので面白いです。
味もマライティッカとカレーのちょうど間くらいのバランス感。
ありそうでなかったアイディアカレーですね。
インディアマトンカリーは王道のインド式マトン。
鮮烈なスパイス感がマトンの滋味と調和し、毛穴が開く美味しさです。
あいがけですがダルも乗って実質三種盛りなのもまた嬉しいところ。
そして鯖のチャツネ。これがまた美味しかった。
鯖の旨味がスパイスで凝縮。
カレーと合わせると旨味をブーストしてくれる存在で、トータルの美味しさを一段階引き上げていました。
日本人が作るインドカレーのハイレベル版といったイメージ。
個性で勝負ではなく、オーセンティックなスタイルを踏襲しつつ、独自の解釈で攻めているのが、大阪においては逆に個性となっていて満足度の高いお店でした。
評価:★★★★