大阪カレー日記

阿倍野「印華香飯」2種(スパイシー合挽キーマ、フィッシュマサラ)

豚バラのトウチ蒸し目玉焼きon

ピータンネギ冷奴
アメ村でタムカレーとして間借りカレーを営み、人気が出て阿倍野で独立。
そのスタイルは中華とインドの融合。
中華とカレーと言えば大阪では八戒という超名店がありますが、八戒は中華の中でスパイスカレー感をしっかりと演出しているお店であり、こちらはインドカレーの中にどれだけ中華を盛り込めるかという部分がポイントとなっていて、二番煎じではない確かな個性を感じました。
中華メニューも色々とあり、豚バラのトウチ蒸し目玉焼きon、ピータンネギ冷奴をいただきました。
豚バラトウチ蒸しはトウチの深みと醤油のパンチが融合した逸品。しっかりとした味付けでお酒がすすみます。
ピータンネギ冷奴は読んで字のごとくなのですがからしみそがついているのが良い感じ。
おつまみからして切れ味鋭いんです。
そしてカレー。
スパイシー合挽キーマとフィッシュマサラの2種盛りで。
合挽キーマは中華的なものを想像していたのですが意外と中華感は強くなく、しっかりスパイスのきいたインド式。
合挽肉ということでインドではなかなか使わない肉なのですが、だからこその個性です。
油に旨味がしっかりと移っているのはインド的でもあり、中華的でもあり。
フィッシュマサラは酸味が特徴。これもやはりインドベースなのですが、オーセンティックなインド料理とはまた違う着地点。
そしてご飯に乗っているのがもやしの玉子炒めだったり、そういう部分で中華感を出してきて、全部合わせて食べてみるとカレー7に対して3くらいの中華を感じるようなバランス感で面白いです。
全体的にしっかりしたパンチのある味付け。
美味いもん食った!という満足感に浸らせてくれます。
お店の雰囲気もおしゃれで、店頭のネオンは中華好きにはたまらないカッコよさ。
阿倍野界隈は個性的なカレーの名店が多いのですが、こちらのお店はまだ新しいながらも、その一角を担う存在感を既に放っていました。
評価:★★★★