京都カレー日記

烏丸「インディアゲート」ビリヤニ合い盛り(鯛出汁チキンビリヤニ、マトンキーマビリヤニ)+麻婆豆腐、鯖キーマとミョウガの冷やし出汁カレー

チキンビリヤニ+角煮ビンダルー、チキンカレー、激辛サルサチャトニ、ナスのマスタードシード炒め、ムラサキニンジンとダルのパチャディ
京都は烏丸に期待のビリヤニ専門店が7月31日にオープンしました。
その名もインディアゲート。
インドの観光名所インド門のことであり、バスマティライスの銘柄でもあります。
こちらのお店の場合は後者から着想を得たとのこと。
ふわふわのバスマティライスにこだわり、様々な銘柄を試した結果、インディアゲートという米がベストと考え、それを店名に冠したそうです。
こだわりは米のみならず随所に行きわたっています。
店主さんはミュージシャンで、全国を音楽行脚している時の楽しみとして食べ歩きがあったそうです。
特にカレーが好きで食べ歩くうちに自分でも作るようになり、間借りカレーで人気を得て、遂に独立しこちらのお店をオープンしたという流れ。
だからこそのこだわりがあるんですね。
そしてそのこだわりが良い方向にj現れています。
ビリヤニ専門店ですがビリヤニのみならずカレーやトッピングに麻婆豆腐があったりと、とにかく自由。
ビリヤニもオーセンティックなものから鯛出汁のビリヤニなど独創的なものまで。
時折限定でかなり攻めたビリヤニも出しているようです。
鯛出汁チキンビリヤニとマトンキーマビリヤニのあい盛りに麻婆豆腐トッピング。
カレーは僕が行くと予約していたこともあって、僕が大好きな鯖キーマのアレンジで鯖キーマとミョウガの冷やし出汁カレーを用意してくれていたとあらば頼まない訳にはいきません。
まずビリヤニ。
香り高くて美味しい!
鯛出汁の上品な旨味。
マトンの力強い旨味。
それぞれがしっかりと香りたち、あい盛りにしても喧嘩しないバランス感。
そこにドライな麻婆豆腐が乗ればまた違うベクトルの旨味が追加されて、元々完全な円を描いていたその旨味のグラフが立体化したような、そんな印象を受けました。
そして鯖キーマ冷やしカレー。
これがまた良い。
ビリヤニ2種と麻婆でかなりパンチがあるところに、さっぱりと爽やかな冷やしカレー。
ビリヤニの強い味をリセットし、またビリヤニに戻ると新鮮な美味しさを感じる構成。
冷やしカレー自体ももちろん美味しいんですよ。
凄いなぁ。
カレーも色々とあり、副菜も充実。
一口カレーや副菜を合わせてミールスのような楽しみ方もできます。
ビリヤニというとインドやパキスタンなど現地の味が関西では主流ですが、全国的に見れば日本人シェフならではの個性派ビリヤニも増えてきています。
関西においてその筆頭を走る存在となりそうな期待大の新店。
好きです!
評価:★★★★