カレー日記(上海小吃)

西武新宿「上海小吃」咖哩牛鞭子(牛のペニスカレー煮込み)

水煮牛肉
歌舞伎町の路地裏の怪し気な雰囲気のお店。
しかしここではその怪しさが逆に良い雰囲気となっているのです。
中国の料理のお店なのですが、その中でも虫などの所謂ゲテモノ系が充実。
もちろん王道のメニューも沢山ありますが、それもやはり現地式の味であり、日本人に向けていません。
中国でもカレーは市民権を得ている地域があり、こちらのお店でもカレー料理が二つあります。
そのうちの一つが牛のペニスカレー煮込み。
ペニスですよ。
漢字で書くと鞭子なのですね。
これも絶妙な当て字。
一体どんな味なのだろうと食べてみると、噛み切りやすいホルモンのような、コラーゲンのかたまりのような、プルっとした食感です。
クセはほとんど無く、食べやすいです。
たっぷりの玉葱と一緒なのでカレーとの相性も良く、お酒のおつまみに良い一品でした。
せっかくなので水煮牛肉も。
こちらは王道も王道。しっかり辛い牛肉の水煮です。
水煮というのは現地の表現であり、日本的にわかりやすく言うなら辣油煮というか辛味煮なわけですが、ストレートな辛さの中で野菜と牛肉の味が活きる仕上がりで、美味しいです。
お値段もそれなりですが、このクオリティなら納得。
集まるお客さんもこの怪しい雰囲気と珍しい料理を楽しめる方ばかりの様子。
一般的な中華料理好きには向かないお店だと思いますが、ディープな中国料理の世界を味わうにはとても良いお店ですよ。
評価:★★★☆