カレー日記(ロジャーズキッチン)

蓮根「ロジャーズキッチン」スリランカライスプレート

カレーリーフスープ
板橋区は蓮根で2020年10月にオープンしたスリランカ料理店ロジャーズキッチン。
気にしていたもののなかなかすぐに行けないご時世。
近くに用があったので足を延ばして行ってきたのですが、もっと早く行っておけば良かったと思うような素敵なお店でした。
他のスリランカ料理店と違うのは、モダンスリランカ料理を標榜している点。
近年モダンインディアンはカレー好きの間では知られてきており、モダンネパールを標榜するお店も少しずつ増えてきている中、こちらはモダンスリランカです。
モダン○○をわかりやすく説明すると、オーセンティックな料理を進化させ、他のジャンルの料理と融合させることでその○○(インド、ネパールなどが入る)料理自体を進化させるというものとでも言えましょうか。
例えばこちらのお店。
カレーリーフスープをいただいてみると、スリランカ料理のコラキャンダをモダンアレンジしたもの。
シンプルですが上品。そして器や盛り付けの仕方もモダン感溢れています。
他にも野菜コロッケやイカのデビルなど、それぞれ盛り付けにこだわり、味付けも一工夫、一手間加えたものが多く、どれも美味しいです。
ワンプレートのカレーはオーセンティックなものでありながら、野菜を地元の農家でとれたものを中心に使っているそうで、この地でしっかりとやっていくんだという意気込みも感じられます。
店主さんはスリランカ人なのですが西麻布の焼肉屋で20年以上働いていたんだそうです。
その時の経験や知識を活かして新しいスリランカ料理を作っていきたいと語ってくれました。
他にもスリランカのスウィーツを使ってアフタヌーンティーができたり、テイクアウトにも力を入れていたりと、とにかく意欲的。
場所が蓮根駅から徒歩10分以上という、住んでいる方でなくては行きにくい場所にあるのが難点ですが、デリバリーもやってるそうなので、まずは地元の方、応援してください。
そして地元でない方は近くに用があったら行ってみてください。
つぶしてはならない貴重なお店ですから。
評価:★★★★