カレー日記(吉野家)

「吉野家」カリガリ肉だく牛カレー
牛丼屋カレー戦争においては、圧倒的王者松屋、そして柔軟に攻めてくるすき屋と比べると一歩も二歩も後れを取っていた吉野家。
何度もリニューアルを繰り返しており、時折「お、これは悪くない」と思うものが出る時もあるのですが、その後のリニューアルでまだ良くない方に戻ってしまうということを繰り返していました。
そんな吉野家が外から軍師を擁して攻め方を変えたのがカリガリ肉だく牛カレー。
カリガリとは、神田カレーグランプリでGPを受賞した秋葉原のカレー専門店カリガリのことです。
カリガリは個性あるココナッツカレーのお店ですが、スパイスカレーやジャパニーズカレーも出していて、最近ではTVや雑誌などのメディアにもしばしば登場する人気店。
そのカリガリが監修したという新カレー、どうなのか食べてみました。
食べてみれば納得。
ベースは吉野家のカレーなんです。
そこはやはりブランド的なものや顧客層などもあるから崩せないのでしょう。
しかし、その吉野家のカレーの中で今までで一番尖ったカレーになっていると言えます。
クミン、カルダモン、クローブなどを感じるカレーは牛丼のアタマと一緒に食べてこそ完成する味わい。
肉の甘味、旨味を引き立たせるカレーになっています。
これは面白いなぁ。
現状首都圏の店舗限定商品ですが、リピートして食べる人が増えれば全国展開につながる可能性もあります。
トッピングを変えたりするとまた表情が変わりそうなこのカレー。
他のお店にも食べに行こうと思います。
評価:★★★