カレー日記(きんめだい)

千葉 西船橋「きんめだい」ゲーンオム
西船橋駅近くに「西船カオマンガイ」と目立つ看板のお店があります。
それがこちら。
実は西船カオマンガイは店名ではなく、正式な店名は「きんめだい」。と言っても金目鯛のことではなく、タイ語で「食べられない」という意味なんだそうです。
店内メニューは日替わりの様子。
ゲーンはあるかなと思って入ったのですがありませんでした。
店員さんに聞いても「あぁ、今日は無いんです。でも、もし良かったらゲーンオムなら作れますよ。」と。
ならばそれでお願いしましょう。
ゲーンオムはココナッツミルクを使わないタイカレーと言えばわかりやすいでしょうか。
ゲーンパー程は辛くなく、具材は豚とキャベツがメイン。これにハーブがしっかり入るもの。
注文した後ですり鉢でつぶすような音が聞こえてきたので、一から作ってくれたようです。有難い。
食べてみればハーブのフレッシュな香りが立ち、奥深い風味と程良い辛さで気持ち良い汗をかけるゲーンでした。
他にパッガパオムーゴップとコームーヤーンも注文。
パッガパオムーゴップはカリカリに火の通った豚肉とガパオの炒めもの。
豚の甘味と歯ごたえ、遠慮なくたっぷり入ったガパオの香りがとても良いです。
コームーヤーンも実に美味しい。
豚三昧となりましたが全てが確実に美味しかったです。
店主さんは日本人ですがタイに住んでいたこともある方。タイ語の読み書きもできるそうです。
タイ在住時代は毎日タイ料理をつまみに飲んでいたそうで、その時の味を再現しているのだとか。
日本にあるタイ料理は本物とは違うものが多いんだということを語りまくってくれました。
お話好きな様子です。
そしてそのお話から感じられるこだわりがしっかりと味に活きていました。
西船近辺のタイ料理好きは行っておくべき隠れた名店ですよ!
評価:★★★★