カレー日記(タビビトの木)

早稲田「タビビトの木」タシのベジタブルミールス
穴八幡宮近くにあるカフェ、タビビトの木。
外観も内観もごくごく一般的なカフェ。店名の通り各地を旅してきたのだろうなと思えるような写真や本がたくさんあり、外からの陽光もしっかりと入って心地よい空間です。
ランチメニューが週替わりで、この日のランチはなんとベジミールス。
タシのベジタブルミールスという名前なのですが、このタシというのはインド旅行で出会った現地の仏画アーティストの名前で、そのタシさんが昼食に招いてくれた際に食べた豆カレーが元になっているのだそう。
そのような旅のストーリーが料理に反映されているとは非常に素敵です。
ベジミールス。
内容は豆カレーをメインに、ラッサム、ダヒ。この辺りは南インド的なのですが、甘めのサグが加わったり、ご飯の副菜もポリヤル以外が普通のサラダだったりアチャールと漬物の間くらいのテイストのものだったりと個性的。
南インドに限ったわけではなく、こちらのお店なりのミールスなのですが、それが個性があって面白く、食べてみると美味しいのです。
特にラッサムは専門店にも負けないレベル。
他は本格派南インド料理ではないからこその面白さであり、混ぜて食べていくと確かにミールスであるという着地点の妙。
しかもこれがドリンク付きで1000円でお釣りがくるという奇跡。
素晴らしいです。
普通のカフェでこれが出てきたら驚きますよ。
スウィーツも色々とあり、タイのスウィーツであるカノムモーゲンを食べてみたらこれも美味しくて。
現地の味そのままというよりはカフェ的にアレンジが加わったものですが、だからこその良さ。
素敵なカフェです。
週替わりランチメニューではタイカレーもある様子。
またタイカレーの時に食べに行ってみたいな。
気に入りました。
評価:★★★☆