カレー日記(タージマハル)

江戸川橋「タージマハル」ビルバル王のカレー、シークケバブ
タージマハル。
言わずと知れたインド有数の観光スポットです。
あれは一体何かというと簡単に説明するならお墓。
僕も行ったことがありますが、確かに荘厳であり壮観であり、行って損の無い場所ではあったのですが、タージマハルのあるアグラという街の邪悪な印象がより強く残っています。
観光客からかすめ取ってやろうという詐欺師や、様々なものをふっかけてくる売人などで溢れ、インドのネガティブな部分が凝縮されたような街に感じました。
デリー周辺はかつて言われた程の混乱や邪悪はかなり減り、意外と平和なのですが、アグラだけは昔のインドのネガティブな部分がまだまだ残っているなと。
さらにいうとインドの観光地あるあるなのですが、観光客向けのインド料理店の多くがまるで美味しくないのです。
観光客向けにアレンジが加わっており、それも世界各国の観光客ですから日本人向けのようなわかりやすさではなく、インド人以外向けというカオスなアレンジであり、これが本当に美味しくない。というお店が実に多い。
タージマハル。
この店名がついたお店に行くとそんなアグラや観光客向けのレストランを思い出すのです。
店名で思い出すだけではなく、実際に食べても思い出します。
ビルバル王のカレー。
珍しい料理です。
頼んでみればトマトベースの辛口。パニールを細かく切ったものが寂しく入り、それでいて値段はそれなり。
まるでアグラです。
味付け自体は悪くないです。
接客も同様に。
しかしふっかけてきているなという感覚。
タージマハルを思い出したのでした。
評価:★★☆