長野カレー日記(カレーショップ)

松本「カレーショップ」ビーフカレー
都内でもカレー激戦区として知られる下北沢エリアにおいて、ネオスタンダードカレーを標榜し、華やかな流行のスパイスカレーとは一線を画したスタイルでありながらもその頭一つ抜きん出た美味しさでマニアの間で話題となり、知る人ぞ知る隠れた名店的な存在だったカレーショップが、いつの間にか長野は松本へ移転していました。
カレーは6種類。
あいがけはしません。
一つ一つがそれ単体でしっかりと完成されている味だからこそ、混ぜない方が良いのです。
ビーフカレーをいただきました。
ほろ苦さと旨味のアウフヘーベン。
ブラックペッパーが全体を引き締めます。
下北時代は別皿で様々な副菜が提供されていたのですが、松本では小瓶に入ったものを好きなように皿に乗せていくシステム。
爽やかな酸味のものや刺激的な辛味のものがあり、それぞれ好みに応じて加えて食べると味の輪郭が際立って美味しさが跳ね上がります。
流石の、相変わらずのクオリティでした。
ちなみに夜はメニューも店名も変わり、タコスとメスカルのお店となるのですが、事前予約制でミールスもいただけるそうです。
長野のカレーマニアのみならず、東京のカレーマニアにとっても文字通り垂涎のお店ですよ。
評価:★★★☆