カレー日記(北京)

早稲田「北京」麻婆カレー炒飯
早稲田駅すぐ近くに町中華的なお店かと思って中に入ってみると、円卓がたくさんあって高級中華か?と思いきやメニュー構成や気さくな接客は町中華的。
こちらにカレーチャーハンがあると聞いて行ったのですが、メニューを見ると確かにあります。
カレーチャーハンのみならずカレーライスも。
どちらも気になる。
他にカレー系は無いかさらにメニューを見ていると、麻婆炒飯があるじゃないですか。
炒飯に麻婆豆腐をかけたもの。
大学時代に通った御茶ノ水の中華料理やまだで初めて出会ったメニュー。
その際に、この炒飯がカレー炒飯だったらもっと良いのにと幾度となく思ったことを不意に思い出しました。
やまだにはカレー炒飯は無かったけどここにはカレー炒飯もある。
麻婆カレーもある。
ならばもしかしたらできるのではないか?
ダメ元で店員さんに聞いてみると、「ちょっと聞いてみるわね」と厨房に聞きに行ってくれました。
結果、差額分の料金追加でOKをいただき、ならばそれをということで裏メニューを注文。
カレー炒飯はカレー粉で味付けした炒飯ですが福神漬けが添えられているのが良いですね。
想像通りの味です。
麻婆豆腐も実にシンプルで懐かしい味わい。
誤解を恐れずに言えばカレー炒飯も麻婆豆腐も「普通に美味しい」という感じ。
しかしこれが合わさることによって普通以上に美味しくなるのです。
優しい麻婆豆腐なのでスパイス感は少し足りないのですが、それをカレー炒飯が補う。
カレー炒飯はシンプルなので奥深さや旨味が少し足りないのですが、それを麻婆豆腐が補う。
これは良いメニューです。
炒飯とカレー炒飯の差額分が麻婆炒飯に追加されましたがそれでも1000円を切る価格なのも嬉しいです。
メニューに無いものを気さくに作ってくれる雰囲気も良し。
店員さんもお客さんも年齢層が高く、アラフィフな僕でも若手になれる環境も貴重。
素敵な町中華でした。
評価:★★★☆