福岡カレー日記(ゴーガン)

渡辺通「GohGan」スパイシークラブカレー、博多産小麦を使ったパスタ

GFFC

クレームブリュレ マサラチャイ風味
インド料理と他の料理をフュージョンさせたモダンインディアンというジャンルがあるのですが、これの世界的な有名店にガガン(現在はガガンアナンド)があります。
タイのバンコクにお店があり、予約の取れない人気店です。
僕もタイに行った際に何度か行こうと試みたのですが予約が取れず、予約なしでもランチならいけるという情報もあったのですがそちらも人気で入れず、結果的にガガン出身のシェフが運営する別のレストランで食べてその片鱗をうかがったという程度なのですが、とにかく面白さと美味しさが融合したお店でした。
そんなガガンのシェフと福岡のフレンチのシェフが手を取り合い、一緒に始めたというお店がこちらゴーガンです。
周囲のグルメな方々の意見を見るに賛否両論といったところだったのですが、自分で確かめねばわかりません。
というわけで一人で行ってきました。
川沿いのお店はとにかくおしゃれでロケーション抜群。
メニューはアラカルト中心。
コースかと思っていたのですが自分が好きなものだけチョイスできるのは嬉しいです。
しかも一人客にはハーフサイズを用意してくれ(メニューによります)、予想以上にリーズナブルでした。
まず最初にパニプリがお通しとして出てきました。
と言ってもパニではなくビシソワーズ入りのプリなのですが、このあたりがちょっとしたフュージョン感。
最初にGFFCというフライドチキンから。
こちらはガガンのレシピでマリネしたチキンを揚げたもの。
手づかみでガブリといきましょう。
ストレートにチキンの美味しさが感じられて良いです。
メインはスパイシークラブカレーを。
主食を選べるのですが博多産小麦を使ったパスタにしました。
博多は麺料理が有名ですから。
カレーはクリーミーとスパイシーさが調和したもの。
蟹肉も贅沢に入っており食べ応えがあります。
パスタもクリーミーなこのカレーとの相性が良く、美味しくいただきました。
デザートにクレームブリュレのマサラチャイ風味でフレンチとインディアンの融合。
他にも博多の名物をモダンインディアンに落とし込んだような料理がいくつか見られ、気になるものも多かったです。
本気のモダンインディアンを期待しすぎると物足りないかもしれませんが、逆にアラカルトで好きなものをカジュアルに楽しめるのはとても嬉しいことであり、そういう意味ではこのスタイルの料理を味わえるお店はまだまだ少ないので貴重な存在です。
記念日のデートなどに使うと喜ばれそうなお店でしたよ。
評価:★★★☆