福岡カレー日記(トイロ)

苺ココナッツ人参のポタージュ

さつま芋、ひよこ豆、トマト、金柑のカレー

春菊とほうれん草のグリーンカレー キウイと木の芽のピクルス

焼き菓子、珈琲
中学生の頃からカレー活動を開始し、カレー中学生、カレー高校生として福岡のカレーマニアの間では知られた存在だったちひろ君。
20歳になったのを機に自分のお店を構えました。
その若さでなんと立派な!
場所は大牟田市。
遠いなと思ったのですが、そもそもちひろ君は大牟田から九州各地のカレーを食べ歩いていたというつわもの。
美味しいカレーがあればどこへでも行くという気持ちに共感しつつ、仕事で福岡へ行ったタイミングで足を伸ばして行ってきました。
吉野駅から徒歩圏内。
古民家がそのままレストランになっています。
ここで良いの?と一瞬戸惑いますが、小さく「Curry」と看板があるのを見つけて一安心。
メニューはおまかせカレーセットのみ。
前菜的にスープ状のカレー。
パンと合わせるカレー。
ご飯と合わせるカレー。
焼き菓子とドリンク。
この4部構成のプチコースです。
どのカレーも野菜とフルーツを使ったベジ仕様。
福岡は野菜と水が良いので、だからこその素材を活かした引き算のスパイス使い。
しみじみと、じわじわと美味しさが体内に蓄積していきます。
今回の料理で個人的に一番気に入ったのはさつま芋、ひよこ豆、トマト、金柑のカレー。
ペースト状になったさつま芋の上にひよこ豆とトマトのカレーに金柑のアチャール。
テクスチャと食感の違いを楽しみつつ、混ぜていくと味が変化していくまた別の楽しさもあり、天然酵母のパンとの相性も良いです。
この一皿であいがけカレーのような楽しさを味わうことができました。
2023年2月に野菜料理メインにリニューアルしたとのことですが、この若さでここに辿り着くって物凄いこと。
福岡カレーレベルの高さがあるからこそであり、何よりちひろ君の真摯さと努力を惜しまない姿勢あってこそです。
予約限定で、博多からは遠いですが、それでもわざわざ行く価値のあるお店ですよ。
評価:★★★☆