カレー日記(ロイヤルホスト)

「ロイヤルホスト」英国風フィッシャーマンズカレー
ロイヤルホストの夏のカレーフェア、開催しなくなって久しく、寂しく思っているのですが、だからと言って油断してはいけません。
時々攻めたカレーを出しているのですから。
2023年夏は英国風フィッシャーマンズカレーを出しています。
イギリスと言えばインドを植民地支配していたこともあり、カレーを世界へ広げた国とも言えるのですが、今のイギリスではカレーはむしろ下火になっているとの声も聞こえてきます。
と言っても日本式のカレーがカツカレーとして逆に流行しているということもあるようで、昔ほどでは無いにしろ、カレーはあるのです。
そんなイギリスのカレーを出しているのかなと頼んでみると、必ずしもイギリス式では無い模様。
しかし、イギリス感ある色々なものが付いてくる豪華なセットとなっていました。
まずコロネーションチキンがサラダ仕立てであるのがとても嬉しい。
コロネーションチキンとはイギリスのパブ料理で、カレー味の冷製チキンのこと。
おつまみにぴったりなのですが、サラダの具としても当然機能します。
コロネーションチキンはもっと流行ってしかるべきイギリス料理だと思っているので、これをピックアップしてくれただけで流石ロイホ様!となりました。
カレーは海老出汁しっかりのアメリケーヌソース的カレー。
アメリケーヌソースはアメリカで働いていたフランスのシェフが生み出したものであり、これがイギリスとなるとカオス極まるのですが、美味しければ何だって良いです。
そしてご飯がまた面白い。
真鱈が具として入ったサフランライス。
上にはバターでソテーした海老。
これだけでかなり豪華。
さらにはイギリス名物フィッシュ&チップスのフィッシュが付きます。
モルトビネガーが欲しいところでしたがそこまで求めるのはわがままです。
トータルで3000円近いということでそこそこお値段張りますが、言って見ればこれはプチコース。
お酒と一緒にコロネーションチキンとフィッシュフライを楽しみ、時折カレーソースに手を伸ばし、サフランライスと残ったカレーで締める。
と考えればこの値段にも納得です。
流石ロイヤルホスト。
ロイホはカレー屋ですね。
評価:★★★