大阪カレー日記(堕楽暮)

松虫「堕楽暮」本日のカレー+イリコ出汁松茸カレー

デザート色々
大阪間借りカレー界の異端児、堕天使かっきー。
各地での間借り営業やイベント、コラボなどで全国的に活動中なのですが、そのかっきーが遂に自分のお店をオープンさせました。
ここのところかっきーのイベントでもコラボ参加している小麦のレと手を組み、その名も堕楽暮として。
カレーは日替わり。
かっきーのスペシャリテである鯛出汁の鶏キーマをメインとしてこちらはしばらく固定。
その周りの副菜やご飯が日替わりという形です。
この日のご飯はツブ貝んおハイビスカス炊き込み飯。
副菜はビーツとマイクロキュウリの白和え、バニラー油の香り。
万願寺トウガラシと四角豆ピキーニョ炒め。
と、相変わらずの情報量の多さ。
これにトッピングとしてイリコ出汁の松茸カレーも加えてオーダー。
かっきーの凄さは情報量が多いにも関わらずとっちらかっておらず、全てが調和していること。
そしてその一度見たら忘れないハイテンションなキャラクターとは裏腹に上品で優しい味わいであること。
これです。
食べていてうるさく無いのです。
かっきー自身はうるさくてもw
スルスルと胃の中に収まっていき、身体じゅうに染み渡っていく旨味。
入り口にあるスパイスの香り。
そして出口にもしっかりと居座る香り。
香りが多層的なのです。
何を食べているかわからなくなりながらも、最終的にはとにかく美味かったと思える料理の数々。
実店舗を持ったからこそ、時間のかかる調味料も自作アレンジできるようになったとのことで、より一層パワーアップしています。
小麦のレによる様々なスウィーツがまた素晴らしくて。
それぞれスウィーツにスパイスや酒をプラス。
コーヒーにもこだわり。
酒も面白いものが色々と。
死角がまるでありません。
美味しいだけではなく楽しいを感じられるお店。
それぞれの食材や飲み物が日本各地の専門家との出会いによって入手したものだったりして、その際のエピソードの楽しさもまた料理の味のうち。
大阪の大衆ガストロノミーここにあり。
今後も各地でイベント出店は続けていくそうで、その度に新たな出会いと共に進化していくのでしょう。
素晴らしいお店です!
評価:★★★★☆