カレー日記

「丸美屋」仮面ライダーフォーゼカレー
子供用なので甘口。
というか、子供用だと何故甘口なのか?
やはり多くの子供は辛いものが苦手なのか?
俺は小さい頃から辛いものが好きだった。
甘口のカレーはむしろあまり好きではなかった。
辛口を好んで食っていた。
そんな子供は少数派だから無視しろという事なのか。
思えば俺は小さい頃から少数派だった。
色んなところから除外され、無視されてきた。
名前が非常に珍しいので、それをネタにいじめられた事もあった。
しかしその度に戦ってきた。それが高じて逆にいじめた事もあった。
苗字というものは自分にはいかんともしがたいものである。
それが珍しいからと言っていじめられるほど理不尽なものは無い。
何しろ自分にはまったく原因が無いからだ。
そんな理不尽ないじめに対して俺は許す事ができなかった。
言われるたびにぶん殴ってきた。
そのおかげで名前というか苗字でからかわれるような事もなくなったんだが、自分の趣味志向が何故か少数派である事は変わらず、結局多数派の人間と友達になる事がなかなかできず、自分の世界に閉じこもっていたように思う。
それでいてまわりの人間と合わせる事もできていたので、友達がいなかったわけではないのだが、薄い友達が沢山いる割りに、濃い友達がほとんどいないという状態だった。
思えば今もそうなのかもしれない。
理解されずにここまできたからこそ、理解して欲しいという気持ちが人一倍強く、だからこそ理解してくれようとする人に対して「本当にわかるのか?」と難しい問題を出してしまう。
当然わかってもらえない。
それで「やっぱりわからなかっただろ?」と残念に思いながらも納得というか、安心する自分がいるから面倒臭い。
そんな面倒臭い大人だからこそフォーゼが好きなのかもしれない。
学校中の人間全員と友達になろうとしている弦太郎の姿は、そんなもんあるわけねーだろ!と思いながらも、あったら良いなと思えてならない世界観なのだ。
俺はフォーゼの中では誰に近いかと言うと、ケンゴに近い。
ケンゴも自分の世界に閉じこもるタイプの人間だ。
しかしそんなケンゴの心すら弦太郎は開いた。
弦太郎はバカ正直で、バカ素直で、バカだw
真っ直ぐすぎるが故に言っている事に矛盾がない。
有言実行タイプだ。
素晴らしい。
そんなフォーゼに癒される日曜朝。
カレーの事なんか全然書いてないけどそれで良い。
カレーは想像どおりの味だった。
評価:★★
でもフォーゼとメテオのシールが入っていたから満足。
それ込みの評価。